現地時間10月2日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地で行なわれたシアトル・マリナーズ戦に「2番・DH」で先発出場。3打数無安打(2四球)という成績に終わり、前日に続いてノーヒットとなった。
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この日も大谷は徹底した警戒網も敷かれた。前日に3連戦の初戦を落としていたマリナーズは、負ければ20年ぶりのプレーオフ進出の可能性が消滅するだけに、必然的に相手主砲へのマークはより強くなっていた。
初回の第1打席は例によって外角攻めでレフトフライに打ち取られた。そして3回2死無塁の場面で回ってきた第2打席も外角へのチェンジアップを打たされてショートフライに終わった。
立ち上がりの大谷を封じに成功したマリナーズは先手を取る。3回裏1死二塁のチャンスで3番のミッチ・ハニガーがライト前にタイムリーヒットを放ったのだ。
均衡が破れた試合は一気に動く。5回表にエンジェルスがホセ・ロハスのソロ本塁打で同点とするのだが、その裏にマリナーズもすぐさま反撃。主砲のハニガーが39号となる貴重な2ランを放って勝ち越しに成功した。
3対1とリードしたマリナーズは、対峙した大谷との勝負を避けた。6回に先頭打者として第3打席に立った偉才に対してバッテリーは、ボール先行の配球。最後は明らかなボール球で歩かせた。
その後、1死一、二塁のピンチを招いたマリナーズはたまらず継投策を講じる。そしてマウンドに立ったケイシー・サドラーが見事に後続を抑え、ここは大谷ならびにエンジェルス打線の封殺に成功した。
ピンチを凌いだマリナーズだったが、8回にはふたたびピンチを招く。この回からマウンドに上がったポール・シーウォルドが先頭打者であるブランドン・マーシュを歩かせると、続く大谷もフルカウントから歩かせてしまったのだ。ちなみに大谷はこの四球で、日本人としては2009年の福留孝介が持っていたMLBシーズン最多記録(94)を更新した。
この絶好機をエンジェルスは逃さなかった。1死一、二塁となってから4番のジャレッド・ウォルシュが、ライトスタンドで逆転の3ラン本塁打を放ったのである。
まさに痛恨。信頼を置いていた中継ぎが打たれる誤算で逆転されたマリナーズ。だが、彼らは土壇場で意地を見せる。8回裏に2死満塁のチャンスを作ると、3番のハニガーがレフトへの2点タイムリーヒットを放ち、試合をひっくり返したのだ。
当たっていた主砲の渾身の一打で勝ち越したマリナーズは、さらに1点を加えて迎えた最終回をクローザーのドリュー・ステッケンライダーが危なげなく抑えて、6対4で勝利。ワイルドカードでの20年ぶりのプレーオフ進出に何とか望みを繋いだ。
なお、この日もノーヒットに終わった大谷は、本塁打王争いでトップに立つサルバドール・ペレス(48本)と3本差のまま。レギュラーシーズンも残り1試合となり、タイトル奪取に向けて苦しい立場となった。
構成●THE DIGEST編集部
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この日も大谷は徹底した警戒網も敷かれた。前日に3連戦の初戦を落としていたマリナーズは、負ければ20年ぶりのプレーオフ進出の可能性が消滅するだけに、必然的に相手主砲へのマークはより強くなっていた。
初回の第1打席は例によって外角攻めでレフトフライに打ち取られた。そして3回2死無塁の場面で回ってきた第2打席も外角へのチェンジアップを打たされてショートフライに終わった。
立ち上がりの大谷を封じに成功したマリナーズは先手を取る。3回裏1死二塁のチャンスで3番のミッチ・ハニガーがライト前にタイムリーヒットを放ったのだ。
均衡が破れた試合は一気に動く。5回表にエンジェルスがホセ・ロハスのソロ本塁打で同点とするのだが、その裏にマリナーズもすぐさま反撃。主砲のハニガーが39号となる貴重な2ランを放って勝ち越しに成功した。
3対1とリードしたマリナーズは、対峙した大谷との勝負を避けた。6回に先頭打者として第3打席に立った偉才に対してバッテリーは、ボール先行の配球。最後は明らかなボール球で歩かせた。
その後、1死一、二塁のピンチを招いたマリナーズはたまらず継投策を講じる。そしてマウンドに立ったケイシー・サドラーが見事に後続を抑え、ここは大谷ならびにエンジェルス打線の封殺に成功した。
ピンチを凌いだマリナーズだったが、8回にはふたたびピンチを招く。この回からマウンドに上がったポール・シーウォルドが先頭打者であるブランドン・マーシュを歩かせると、続く大谷もフルカウントから歩かせてしまったのだ。ちなみに大谷はこの四球で、日本人としては2009年の福留孝介が持っていたMLBシーズン最多記録(94)を更新した。
この絶好機をエンジェルスは逃さなかった。1死一、二塁となってから4番のジャレッド・ウォルシュが、ライトスタンドで逆転の3ラン本塁打を放ったのである。
まさに痛恨。信頼を置いていた中継ぎが打たれる誤算で逆転されたマリナーズ。だが、彼らは土壇場で意地を見せる。8回裏に2死満塁のチャンスを作ると、3番のハニガーがレフトへの2点タイムリーヒットを放ち、試合をひっくり返したのだ。
当たっていた主砲の渾身の一打で勝ち越したマリナーズは、さらに1点を加えて迎えた最終回をクローザーのドリュー・ステッケンライダーが危なげなく抑えて、6対4で勝利。ワイルドカードでの20年ぶりのプレーオフ進出に何とか望みを繋いだ。
なお、この日もノーヒットに終わった大谷は、本塁打王争いでトップに立つサルバドール・ペレス(48本)と3本差のまま。レギュラーシーズンも残り1試合となり、タイトル奪取に向けて苦しい立場となった。
構成●THE DIGEST編集部
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