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年俸は今の20倍以上に!? 米サイト指標から読み解く“神超え”大谷翔平の価値「ルースさえも凌駕している」

THE DIGEST編集部

2021.10.05

図抜けたパフォーマンスを一年を通して披露した大谷。彼の価値はうなぎ上りだ。(C)Getty Images

図抜けたパフォーマンスを一年を通して披露した大谷。彼の価値はうなぎ上りだ。(C)Getty Images

 メジャーリーグの歴史を変え、スポーツの垣根を越えて世界の注目を集めた若武者が、レギュラーシーズンを終えた。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。

 さすがはスターと言わざるを得ない締めくくりだった。現地時間10月3日に敵地で行なわれたシアトル・マリナーズ戦に「1番・DH」で出場した大谷は、初回の第1打席に46号本塁打をマーク。日本人では松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)以来となるシーズン100打点に到達し、前人未到の投打5部門で「100」超えをやってのけた。
【動画】大谷翔平、最終戦で46号! 圧巻の先頭打者弾で有終の美

 本塁打王争いでは、サルバドール・ペレス(ロサンゼルス・エンジェルス)とブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)に2本だけ及ばずにノンタイトルに終わった。だが、様々な指標を見れば、今季の大谷の価値が図抜けているのが分かる。
 
 アメリカのデータサイト『Baseball-Reference』は、打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標「WAR」が、今季の大谷は投打の合計で「8.9」と分析。これを1.0ごとに年俸800万ドル(8億8800万円)と試算する同じくデータサイト『Fan Graphs』の基準に基づけば、27歳のサムライの適正年俸は7120万ドル(79億320万円)となるのだ。実際の今季年俸は300万ドル(3億3300万円)だけに驚きだ。

 圧巻の一語であるパフォーマンスには、米メディアもあらためて脱帽する。米ポータルサイト『Yahoo! Sports』は、「オオタニはベーブ・ルースさえも凌駕している」とし、かつて“野球の神”と崇められたレジェンドを超越した存在であると訴えた。

「規定投球回には届いていないとはいえ、オオタニがしたことはベーブ・ルースを考慮に入れたとしても前例がないことだ。今シーズンの彼ほど打撃と投球で優れた成績を残した選手は、あらゆる国の野球史においても誰もいない。ルースはこれまでMLBの歴史において、自慢できる、史上唯一の二刀流スターだったが、実際の彼が二刀流プレーヤーだったのは、短期的なものだった」

 レギュラーシーズン終了後のインタビューで「なんとか無事に終われてよかった。残った成績は残った成績で見つめ直して、成長できた1年だった」と語った大谷。はたして、来シーズンはいかなる記録を破るのか。楽しみは尽きない。

構成●THE DIGEST編集部

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