メジャーリーグのポストシーズンは現地10月5日に開幕を迎えた。澤村拓一が所属するボストン・レッドソックスはこの日、本拠地のフェン・ウェイパークでニューヨーク・ヤンキースとワイルドカードゲーム(地区シリーズ進出決定戦)で対戦、6-2でレッドソックスが勝利し、3シーズン振りに地区シリーズ進出を決めている。
このゲームの勝者が東地区優勝のレイズへの挑戦権を得られるという一発勝負。加えてヤンキースというアメリカ野球界でも最も深いライバル関係である両チームの対戦とあって、試合前よりこれ以上ない程の注目を集めていた。
さらに日本の野球ファンにとっても澤村が日本人プレーヤーで唯一人ポストシーズン進出を果たしたこともあり、大舞台での活躍に大きな期待が寄せられていた。
ところが、試合前に発表されたロースターに彼の名前は無かった。シーズン最終戦でイニングを跨いでの登板だったことが、この試合の登録から外れた理由だと伝えられている。
レギュラーシーズンでは55試合に登板、5勝1敗、防御率3.06の数字を残し、奪三振61は投球回数(55回)を上回る。救援投手としての存在感を放ち続け、チーム内での信頼を得た1年となった。シビアな場面での登板も多く、特に最終戦のナショナルズ戦では3回途中でマウンドに登る場面が訪れている。ここでも1死満塁のピンチを併殺で切り抜けるなど見事な「火消し」をみせていただけに、日本人ファンの多くはポストシーズン初戦で澤村のマウンド姿がみられないことは残念という他なかった。
また、現地からも澤村不在を嘆く声も聞こえている。米国のベテランジャーナリストのクレイグ・マコーミック氏は自身のSNSにおいて「なんでサワムラがいないんだ?」という驚きのコメントを載せている。
「彼は今シーズン、レッドソックスの最も信頼できるリリーバーのひとりだ」と、背番号19のロースター外に対する想いと共に、今季の活躍を讃えるコメントを綴った。
メジャー1年目にして日本人はもちろん、アメリカでも多くの人々の心を掴んだ澤村。この日、ヤンキースとの「決戦」に勝利したことでレッドソックスには新たな戦いを迎える。その時こそ彼のピッチングがみられる可能性は小さくはないはずだ。今シーズン、メジャーの頂点に挑むただひとりの日本人投手の登板を楽しみに待ちたい。
構成●THE DIGEST編集部
このゲームの勝者が東地区優勝のレイズへの挑戦権を得られるという一発勝負。加えてヤンキースというアメリカ野球界でも最も深いライバル関係である両チームの対戦とあって、試合前よりこれ以上ない程の注目を集めていた。
さらに日本の野球ファンにとっても澤村が日本人プレーヤーで唯一人ポストシーズン進出を果たしたこともあり、大舞台での活躍に大きな期待が寄せられていた。
ところが、試合前に発表されたロースターに彼の名前は無かった。シーズン最終戦でイニングを跨いでの登板だったことが、この試合の登録から外れた理由だと伝えられている。
レギュラーシーズンでは55試合に登板、5勝1敗、防御率3.06の数字を残し、奪三振61は投球回数(55回)を上回る。救援投手としての存在感を放ち続け、チーム内での信頼を得た1年となった。シビアな場面での登板も多く、特に最終戦のナショナルズ戦では3回途中でマウンドに登る場面が訪れている。ここでも1死満塁のピンチを併殺で切り抜けるなど見事な「火消し」をみせていただけに、日本人ファンの多くはポストシーズン初戦で澤村のマウンド姿がみられないことは残念という他なかった。
また、現地からも澤村不在を嘆く声も聞こえている。米国のベテランジャーナリストのクレイグ・マコーミック氏は自身のSNSにおいて「なんでサワムラがいないんだ?」という驚きのコメントを載せている。
「彼は今シーズン、レッドソックスの最も信頼できるリリーバーのひとりだ」と、背番号19のロースター外に対する想いと共に、今季の活躍を讃えるコメントを綴った。
メジャー1年目にして日本人はもちろん、アメリカでも多くの人々の心を掴んだ澤村。この日、ヤンキースとの「決戦」に勝利したことでレッドソックスには新たな戦いを迎える。その時こそ彼のピッチングがみられる可能性は小さくはないはずだ。今シーズン、メジャーの頂点に挑むただひとりの日本人投手の登板を楽しみに待ちたい。
構成●THE DIGEST編集部