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「白紙の小切手を渡すよ」大谷翔平の去就問題に米専門メディアが熱視線!「強さを取り戻す時期が一致する」名門はどこ?

THE DIGEST編集部

2021.10.08

シーズンを通してハイパフォーマンスを披露した大谷。そんな二刀流戦士の獲得に興味を示すチームは少なくない。(C)Getty Images

シーズンを通してハイパフォーマンスを披露した大谷。そんな二刀流戦士の獲得に興味を示すチームは少なくない。(C)Getty Images

「もちろん、ファンのひとも好きですし、球団自体の雰囲気も好き。ただそれ以上に勝ちたいという気持ちのほうが強いですし、プレーヤーとしてはそのほうが正しい」

 9月26日に行なわれたシアトル・マリナーズ戦後、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が漏らした言葉だ。チームに残留したいかと問われ、27歳のサムライはハッキリと私見を明かしたのである。
【動画】全46本塁打を一挙振り返り!歴史を築いた大谷翔平の本塁打をチェック

 のちにジョー・マッドン監督が、「皆、彼が退団を望んでいるという結論にもっていこうとするが、私にはそういうふうに聞こえなかった」と語ったように、決してエンジェルス退団を意図するものではなかった。とはいえ、7年連続でポストシーズン進出を逃したチームの状況も相まって、現地メディアが過剰に反応。一部では「オオタニがフリーエージェントでの競合による移籍を望んでいるのではないか」とも書き立てられた。

 もっとも、当人は今月3日(現地時間)のレギュラーシーズン終了後の会見で、「一番近くで支えてもらった球団ではあるので、もちろんオープンな気持ちで話す」とコメント。2023年までとなっている契約の延長にも前向きな姿勢を見せている。

 だが、一世紀にひとりとも言われるカリスマの去就にまつわる話題は事欠かない。現行のままであれば、23年シーズン後にフリーエージェントとなる大谷の獲得を望む球団は少なくなく、いまだなお、ホットなトピックなのだ。
 
 名門シカゴ・カブスをこよなく愛する専門メディア『Cubbies Crib』は、「ショウヘイ・オオタニは途方もない功績を残したスターだ」と称賛したうえで、「エンジェルスと10月のシーズン(ポストシーズン)が、ピーナッツバターとアンチョビぐらいに合わないことは周知の事実だ」と断言。勝利にこだわる大谷の引き抜きに期待を寄せた。

「目下、再建の途上にあるカブスがふたたび強さを取り戻す時期は、オオタニがフリーエージェントになるタイミングと完全に一致する可能性がある。現在のカブスは未来に焦点を当てており、エンジェルスが勝ち始めない限り、ロサンゼルスにとどまる考えを改めるだろうオオタニの獲得に乗り出す可能性は十二分だ」

 さらに米野球専門メディア『Fan Sided』は、「オオタニはポストシーズンで戦いたがっている。これは彼がアメリカに来た理由のひとつだ」とし、次のように論じている。

「オオタニの次の契約がどうなるかはいまのところ不透明だ。しかし、彼はフェルナンド・タティースJr.よりも本塁打数が多く、クレイトン・カーショウよりも優れた防御率を維持してきた。今後10年で野球界の顔となるのは間違いなく、その価値は計り知れないものとなるだろう。ある球団幹部はこう言っている。『私なら彼に白紙の小切手を渡すよ』と」

 球界屈指のポテンシャルを存分に発揮してきた大谷。その去就には、文字通り世界が熱い視線を向けている。

構成●THE DIGEST編集部

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