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「ベーブ・ルースとしか比較できない」大谷翔平の“唯一無二っぷり”を米記者が強調!「誰もが疑っているが…」【Playback“ショウタイム”/本塁打第10号】

高校サッカーダイジェスト編集部

2021.10.11

日々特大のインパクトを残し続けていた大谷。この頃から周囲の反応も変わり始めた。(C)Getty Images

 2021年のMLBにおいて二刀流で快進撃を続け、文字通り歴史を作った大谷翔平。そんな偉才が放った46本塁打を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る。

 今回は、2桁本塁打に乗せた際の周囲の反応にクローズアップ。ほぼ毎日のように強烈な当たりを連発していたこの時期から、徐々に世界が"オオタニフィーバー"に沸き始めるのだ。

記事初掲載:2021年5月10日

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 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、連日のように話題を振りまいている。

 過去2年間に渡って尾を引いていた怪我も癒えた今季は、開幕からすこぶる好調だ。投げては18.2イニング(4登板)で防御率は2.41、30奪三振を記録。打っても打率こそ.276と落ち着いてきたが、ホームラン10本、打点26、OPS(出塁率+長打率)は.952と、メジャーでも指折りの数字を残している。

 投打の活躍に加えて、今年は秒速30フィート(約9.14メートル)という快速ぶりも目立っている大谷。そんな彼の一挙手一投足には、アメリカの有力メディアも賛辞を贈る。国内屈指のネットワークを誇る『ESPN』のエンリケ・ロハス記者は、「オオタニはベーブ・ルースとしか比較できない現象を起こしている」と評し、「日本のオオタニがどれだけ素晴らしいか? とても良い! 素晴らしい野球選手に決まってる」と賛辞を寄せた。
 
「二刀流として一貫して起用され続けているオオタニの才能は素晴らしいとしか言いようがない。仮に打者だけで使ったとしても、162試合で33本塁打、20盗塁、99打点、OPS.859は必ず打つ計算が立っている。投手としても最速102マイル(約164キロ)に達した彼のフォーシームは、平均96マイル(約154キロ)まで伸びている」

 データにも表れている大谷の優れたポテンシャルを称えたロハス記者は、「オオタニはボールを投げるよりも、打つ能力に長けている。その証拠は多分にある」としたうえで、「しかし、忘れてならないのは、この日本人はまだ26歳だということだ」と強調した。

「世界最高のリーグで二刀流として頂点を極める難しさから、誰もが長い間、両方の役割を担えないだろうと疑っている。だが、現実にはオオタニと比較できる例はほとんどないと言ってもいい。彼が成し遂げるあらゆることを分析するためには、この惑星で史上最高の選手であり、同じ二刀流スターだったベーブ・ルースのキャリアを遡らなければならない」

 もはや"唯一無二の存在"とも言える大谷。いまだ二刀流の継続を疑問視する声は絶たないが、彼のキャリアには世界が注目し続けている。

構成●THE DIGEST編集部

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