2021年のMLBにおいて二刀流で快進撃を続け、文字通り歴史を作った大谷翔平。そんな偉才が放った46本塁打を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る。
今回取り上げるのは、6試合ぶりの一発となった15号3ランだ。力いっぱい引っ張った打球の初速は117マイル(約188.3キロ)を記録。ダグアウトに戻っからは、手がしびれたような仕草を見せたほどだった。
記事初掲載:2021年5月26日
【動画】全46本塁打を一挙振り返り!歴史を築いた大谷翔平の本塁打をチェック
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目の覚めるような一発だった。
現地時間5月25日、本拠地でのテキサス・レンジャーズ戦に「2番・DH」で先発出場したロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、第3打席に第15号ホームランを放った。
4回裏、エンジェルスは5点をリードして、なおも2死1、3塁。この好機で打席に入った大谷は、フルカウントからレンジャーズ2番手のブレット・デ・ジウスが投じた内角89.4マイル(約143.9キロ)のカットボールをフルスイング。鋭いライナー性の打球は、ライトポールを巻き込むようにしてあっという間にスタンドへと到達した。
力いっぱいに引っ張った会心の一打は、打球初速117マイル(約188.3キロ)。これはスタットキャストの計測が始まった2015年以降で、球団最速となる数値だ。つまりあのマイク・トラウトやアルバート・プーホルス(現ロサンゼルス・ドジャース)らでさえマークできなかった当たりを飛ばしたのである。さっそく、識者たちからも賛辞の声が上がった。
MLBでエンジェルスの番記者を務めるレット・ボリンジャー氏は自身のツイッターで「ショウヘイ・オオタニによって破壊された」と驚嘆。さらに米メディア『ESPN』などに寄稿するサラ・ラングス記者は、大谷自身が持つ“史上唯一の大記録”を紹介した。
「1シーズンで15本以上のホームランと40個以上の奪三振を記録した選手はオオタニだけ。2018年に22ホームランと63奪三振、そして2021年に15ホームランと45奪三振。リストにいるのはこれだけ」
あのベーブ・ルースも成し得なかった記録となる一発を放って、ダグアウトに戻ってきた大谷は、手がしびれたような仕草を見せたが、これにも現地記者がクローズアップ。米メディア『The Athletic』のブレント・マグワイア氏は、「それはそうだろう。もし、私の手で117マイルほどの強い打球を打っていたら、どうにかなっていたはずだ」と、背番号17の振る舞いに理解を示した。
この試合での出色のパフォーマンスで、シーズン通算成績を打率.269、15本塁打、38打点、OPS.963とした大谷。打率を除いては、一流スラッガーと呼ぶべきハイアベレージである。
構成●THE DIGEST編集部
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今回取り上げるのは、6試合ぶりの一発となった15号3ランだ。力いっぱい引っ張った打球の初速は117マイル(約188.3キロ)を記録。ダグアウトに戻っからは、手がしびれたような仕草を見せたほどだった。
記事初掲載:2021年5月26日
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目の覚めるような一発だった。
現地時間5月25日、本拠地でのテキサス・レンジャーズ戦に「2番・DH」で先発出場したロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、第3打席に第15号ホームランを放った。
4回裏、エンジェルスは5点をリードして、なおも2死1、3塁。この好機で打席に入った大谷は、フルカウントからレンジャーズ2番手のブレット・デ・ジウスが投じた内角89.4マイル(約143.9キロ)のカットボールをフルスイング。鋭いライナー性の打球は、ライトポールを巻き込むようにしてあっという間にスタンドへと到達した。
力いっぱいに引っ張った会心の一打は、打球初速117マイル(約188.3キロ)。これはスタットキャストの計測が始まった2015年以降で、球団最速となる数値だ。つまりあのマイク・トラウトやアルバート・プーホルス(現ロサンゼルス・ドジャース)らでさえマークできなかった当たりを飛ばしたのである。さっそく、識者たちからも賛辞の声が上がった。
MLBでエンジェルスの番記者を務めるレット・ボリンジャー氏は自身のツイッターで「ショウヘイ・オオタニによって破壊された」と驚嘆。さらに米メディア『ESPN』などに寄稿するサラ・ラングス記者は、大谷自身が持つ“史上唯一の大記録”を紹介した。
「1シーズンで15本以上のホームランと40個以上の奪三振を記録した選手はオオタニだけ。2018年に22ホームランと63奪三振、そして2021年に15ホームランと45奪三振。リストにいるのはこれだけ」
あのベーブ・ルースも成し得なかった記録となる一発を放って、ダグアウトに戻ってきた大谷は、手がしびれたような仕草を見せたが、これにも現地記者がクローズアップ。米メディア『The Athletic』のブレント・マグワイア氏は、「それはそうだろう。もし、私の手で117マイルほどの強い打球を打っていたら、どうにかなっていたはずだ」と、背番号17の振る舞いに理解を示した。
この試合での出色のパフォーマンスで、シーズン通算成績を打率.269、15本塁打、38打点、OPS.963とした大谷。打率を除いては、一流スラッガーと呼ぶべきハイアベレージである。
構成●THE DIGEST編集部
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