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MLB

「前回はフワフワした」澤村拓一が圧巻の3人締め!「最悪」と言われたPSデビューの汚名を渾身の156キロで返上

THE DIGEST編集部

2021.10.19

ポストシーズン2試合目の登板では無失点で好投する澤村。(C)Getty Images

ポストシーズン2試合目の登板では無失点で好投する澤村。(C)Getty Images

 現地時間10月18日、ボストン・レッドソックスの澤村拓一が、ヒューストン・アストロズとのアメリカン・リーグ優勝決定シリーズ第3戦で登板。第1戦では0.1回1失点と監督の起用に応えられずに降板したが、この日は3者凡退に仕留めた。

【動画】「しっかり投げました」と語った澤村!主力ブレグマンを三振に打ち取る様子をチェック

 澤村に汚名返上のチャンスが回ってきたのは、レッドソックスが12対3と大差でリードした最終回だ。4人目としてマウンドに上がった背番号19は、3番アレックス・ブレグマンを三振、4番ヨーダン・アルバレスを二直で打ち取り2アウト。続く強打者カルロス・コレアには右前に落ちるかという球を放たれたが、ハンター・レンフローの好守に助けられ、見事リベンジを果たした。

 デビュー戦後に現地では「サワムラは最悪だ」と辛辣な評価が下されていたサムライ戦士。今回マウンドに上がった際には、公式メディア『MLB.com』のイアン・ブラウン記者が「サワムラがレッドソックスを勝利で締めくくろうとしている」と不安気に報じていた。
 
 そんな不安をよそに、同試合で最速となる97.3マイル(約156.6キロ)を2球投じるなど、強力アストロズ打線をねじ伏せたのだ。試合後には「前回はフワフワしてピッチングの形になっていなかったが、(今日は)レッドソックスのホームなので、自分の家だと思ってしっかり投げました」と語った33歳。

 3年ぶりの世界一を目指すレッドソックスは、この勝利で2勝目を飾った。今後もワールドシリーズに向けた救援陣の一端を担うであろう澤村。そのパフォーマンスには日米のファンやメディアが注目する。

構成●THE DIGEST編集部 

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