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MLB

史上2人目の快挙も達成! 場外弾を放ったブレーブスの“キューバの怪物”に賛辞続々「彼なくしてこの世界制覇はありえない」

THE DIGEST編集部

2021.11.03

打った瞬間にそれと分かる特大の一発を放ったソレーア。アストロズ・ファンを沈黙させる本塁打が優勝を大きく引き寄せた。(C)Getty Images

打った瞬間にそれと分かる特大の一発を放ったソレーア。アストロズ・ファンを沈黙させる本塁打が優勝を大きく引き寄せた。(C)Getty Images

 チームを勢いづけたのは、キューバの長距離砲だった。

 現地時間11月2日、MLBのワールドシリーズ第6戦がヒューストンで行なわれ、アトランタ・ブレーブスが7対0でヒューストン・アストロズを撃破。シリーズ通算4勝2敗として戴冠を決めた。
【動画】敵ファンは絶句…。ブレーブスの世界一を引き寄せたソレーアの場外弾をチェック

 ブレーブスにとって、1995年以来の世界一だ。それを大きく手繰り寄せたのは、MVPに選出されたホーヘイ・ソレーアの一撃だった。

 スコアレスで迎えた3回表、二死1、2塁のチャンスだ。この絶好機で打席に立った“キューバの怪物”は、フルカウントからの7球目、甘く入ったカッターをフルスイング。完璧に捉えられた打球は、ミニッツメイド・パークの場外へと消える特大弾となった。
 
 今季途中にカンザスシティ・ロイヤルズからブレーブスに移籍したソレーア。今シリーズで放った3発は、いずれもブレーブスに大きな流れを呼び込んだ。ゆえにMVP受賞も当然の結果と言える。

 出色のパフォーマンスを披露した29歳のパワーヒッターに、米メディアも賛辞を惜しまない。米スポーツ専門放送局『ESPN』は、キューバ人のワールドシリーズMVP受賞が1997年のリバン・ヘルナンデス以来2人目の快挙であると伝えたうえで、「ソレーアの月まで飛んだ特大の本塁打が、アストロズに重大なダメージを負わせた」と絶賛した。

 また、米地方紙『New Canaan Advertiser』は、「ソレーアは3か月前まで、月間打率で打率.192の打者に過ぎなかった」とレポート。さらに「3本塁打、6打点というスラッガーとして十分すぎる成績は、彼の人生そのものを振り返るうえで何度もクローズアップされるだろう活躍だ。彼なくしてこの世界制覇はありえなかった」と褒めちぎった。

 まさに規格外のパワーで、チームの世界一を後押ししたソレーア。その殊勲者への賛辞はしばらく止みそうにない。

構成●THE DIGEST編集部
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