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MLB

「成功する希望はまだある」パイレーツ専門メディアがFAの菊池雄星を評価「1000万ドル以上はかからないだろう」

THE DIGEST編集部

2021.11.08

マリナーズからFAとなった菊池雄星。新天地はどこになるのだろうか。 (C) Getty Images

マリナーズからFAとなった菊池雄星。新天地はどこになるのだろうか。 (C) Getty Images

 日本が誇る剛腕サウスポーの去就に、米メディアも大注目だ。
 
 現地11月3日、シアトル・マリナーズの菊池雄星がフリー・エージェント(FA)となることが発表された。保持していた年俸1300万ドルのオプションを行使しなかった形で、今後は他球団との交渉に入ることになる。

 この発表に反応したのは、ピッツバーグ・パイレーツの専門メディア『Rum Bunter』。「市場では(今年の年俸の)1650万ドルに近い金額は得られない可能性が高いため、意外な動きだった」と驚きつつ、「パイレーツの価格帯に入る可能性がある」と獲得候補になりうるとの見方を示した。
 
 続けて、具体的に過去3シーズンのデータを振り返り、菊池の今後を探る同メディア。被打球速度がワーストクラスであるため「良好なゴロ率を維持する必要がある」と条件は付けたものの、「まだアメリカで成功する希望はある」とその投球に価値を見出していた。
 
 これらを踏まえ、今オフの契約については、「おそらく800万~1000万ドル以上はかからないだろう」と予想。理由として「市場には大量の先発投手が溢れており、それが価格を下げている」と、供給過多の現状を挙げた。
 
 今季の前半戦は先発投手陣を引っ張り、オールスターにも出場した菊池。来季もMLBの舞台で圧巻の投球が見られるのか。交渉の行方から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部
 

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