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「テキサスなら66億円で契約する」鈴木誠也の動向にカナダメディアも注目!「MLBでも通用する」と評された数字は?

THE DIGEST編集部

2021.11.13

ポスティング・システムを利用したメジャー挑戦が報じられている鈴木。現地でも関心を寄せるメジャー球団は多い。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 日本が誇る天才スラッガーへの注目度が急上昇中だ。

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 現地時間11月12日、カナダメディア『TSN』は、「MLBフリーエージェント(FA)トップ50」と題した記事を掲載。かつてメッツGMを務めた解説者のスティーブ・フィリップス氏、ブルージェイズ番のスコット・ミッチェル氏が独自リストを作成し、それぞれの戦力を分析している。

 そのなかで日本から唯一選出されたのが、今冬にポスティング・システムでのメジャー移籍が濃厚とされる鈴木誠也(広島)だ。レギュラーシーズン132試合に出場した今季は打率.317、出塁率.433でリーグトップに輝き、個人タイトル二冠と飛躍のシーズンを送った。
 
 そんな鈴木の今季スタッツについてフィリップス氏は「38本塁打を放ち、OPSは1.079だった」とクローズアップしつつ、卓越した"選球眼"に注目。「驚異的なプレートディシプリン(87四球/86三振)を持っており、これはMLBでも通用するだろう」と期待を寄せている。

 さらに「両海岸から興味を持ってもらえる」と続けると、「おそらくメッツ、ナショナルズ、フィリーズ、パドレス、ジャイアンツ、レンジャーズが彼の獲得に乗り出す。テキサスなら彼と4年6000万ドル(約66億円)で契約するだろう」と予測も示した。

 一方、ミッチェル氏は、前述の本塁打数、OPSを評したうえで「多くのチームが興味を示している」と指摘。ただ、"贔屓球団"(ブルージェイズ)にとって右打ちの外野手を加えるのは「興味がないこと」のようで、「彼が契約する前に現在の外野手陣の状況が変わらなければの話だ」とトピックを締めている。

 すでに現地で多くの噂が飛び交っている鈴木。早ければ今週中にもポスティング・システムを申請すると予想されているが、はたしてどの球団を新天地として選ぶのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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