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MLB

目標はコレア? 田中将大? ヤンキースが“金満球団”の本領発揮!? 海外メディアが「白紙の小切手が準備された」と報道

THE DIGEST編集部

2021.11.15

オーナーから“ゴーサイン”が出たというヤンキース。コレア(右)や田中(左)といった大物の獲得が噂されるが、キャッシュマンGM(中央)はどう動くか?(C)Getty Images、金子拓弥(THE DIGEST写真部)

オーナーから“ゴーサイン”が出たというヤンキース。コレア(右)や田中(左)といった大物の獲得が噂されるが、キャッシュマンGM(中央)はどう動くか?(C)Getty Images、金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 レギュラーシーズンが終わるとともに、球界で一気に話題となるのが、FA市場の動きだ。とりわけ数多のビッグネームが世間を賑わせるMLBのそれは、世界中の野球ファンを夢中にさせると言っても過言ではない。

 今オフは例年よりも実力派スターがズラリと顔を並べる。カルロス・コレア、コーリー・シーガー、フレディ・フリーマン、マーカス・セミエン、ニック・カステヤノスら強打者に加え、ジャスティン・バーランダーやクレイトン・カーショウ、マックス・シャーザーといった殿堂入り間違いなしとも言われる剛腕たちも居並ぶのだ。

 そんなストーブリーグにおいてド派手な動きを見せる可能性が囁かれているのが、ニューヨーク・ヤンキースである。

 今季開幕前にはコロナ禍による収益悪化で、ぜいたく税の回避に追われた。だが、球界屈指の金満球団は、このオフに約2億1000万ドル(約219億8000万円)ほどとされる課税ラインも下回る見込みとなったため、オーナーのハル・スタインブレナー氏が、大型補強に踏み切ることにゴーサインを出したというのだ。

「スタインブレナーはキャッシュマンGMに白紙の小切手が準備された」と伝えた中南米メディア『Al Bat』によれば、ヤンキースは「このオフシーズンにどこよりも充実した契約をいくつか勝ち取ろうと目指しているチームのひとつだ」という。

 となれば、気になるのは一体誰を手中に収めるのか、だ。
 
 現地メディアではコレアやシーガーに加え、楽天イーグルスの田中将大など新戦力の噂は絶えないが、地元紙『NewYork Post』は、「レギュラーを担えるショート、センター、キャッチャー、そしてローテーションの核となる先発投手」と求めているとヤンキースの補強を分析した。

「キャッシュマンGMは、『明らかに前よりもある程度の余裕はある』と言っている。実際、多くのスカウトと幹部は、存在感が希薄だった昨オフよりも今年は周囲に存在感を知らしめる準備ができていると確信して先日のGM会議を去った。

 実際にヤンキースが多くの投資に踏み切った場合には、経験豊富なバーランダーのような先発に加え、いまだ伸びしろもあるコレアやシーガーのようなショートストップを切望するだろう」

 ヤンキースが大枚を叩くとなれば、他球団の動きも活発化し、FA市場が一気に動き出す可能性も高まってくる。その動向は電撃復帰が囁かれる田中の契約にも関わってくるだけに、注視し続けたい。

構成●THE DIGEST編集部

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