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世界制覇の起爆剤に!? ドジャースの鈴木誠也獲得を米専門メディアが推挙「高すぎることはない。投資する価値がある」

THE DIGEST編集部

2021.11.27

5ツールプレーヤーとして声価を高めている鈴木。そのポテンシャルは現地でも高い注目を集め続けている。(C)Getty Images

 激動のレギュラーシーズンが終わりを迎えて約1か月。MLBでは各球団の来季に向けた戦力補強を進んでいる。フリーエージェント(FA)となったビッグネームを中心に移籍市場が活況を呈するなかで、連日のようにその名が伝えられているのが、鈴木誠也(広島カープ)だ。
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 高い注目に値するだけの実績がある。現在27歳の鈴木は、NPB9年間で打率.315、182本塁打、OPS.985というアベレージを残し、守りではゴールドグラブを4度も受賞。攻守で存在感を放ってきた。

 水面下では、すでに10球団以上が獲得に動き出したと報じられ、今月21日に契約可能選手としてMLB全30球団とのポスティング交渉が解禁されて以降は、アメリカ・メディアでも話題のスターとして脚光を浴びている。

"広島の至宝"を巡る各球団の獲得レースが熾烈を極める中、MLB屈指のスターが居並ぶ強豪も動きを見せている。現地時間11月26日、ロサンゼルス・ドジャースの専門メディア『Dodgers way』は、「ドジャースは日本のスターを追う必要がある」と銘打った特集記事を掲載し、鈴木獲得を推挙した。
 
 同メディアは、ドジャースにとって今オフ最大の補強ポイントが先発投手であるとして「上層部がスズキへの興味をどこまで抱いているのかは不透明だ」と分析。そのうえで、「新たな外野手を追加するべき要素も多分にある」と指摘した。

「ご存じのように、現在ドジャースの外野手は、ムーキー・ベッツ、コディ・ベリンジャー、AJポロックでレギュラー格は固定されている。だが、来期以降にそれがどこまで保たれるかは分からない。ベリンジャーは長期契約を結ぶのか。ポロックは残留するのか。不確定な要素が多いのだ。そして何より4番手となる選手がいない。そこでスズキに目を向けたい」

 鈴木の契約については4年5000万ドル(約57億5000万円)~6000万ドル(約69億円)と言われている。しかし、同メディアは、「ドジャースからすれば決して高すぎるということはない。27歳で伸びしろも残しているスズキは費用対効果的にも投資する価値がある」と分析した。

 来季に2年ぶりのワールドチャンピオンを目指すドジャース。そのなかに鈴木が加わるとなれば、起用法を含めて興味深い挑戦となりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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