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「韓国あるいは日本でのプレーを欲している」“暴れ馬”プイーグの電撃挑戦!? 韓国メディアが「障壁はない」と報道

THE DIGEST編集部

2021.12.02

図抜けた身体能力を利したプレーで、MLBでも活躍したプイーグ。彼の電撃的な移籍の可能性が注目を集めている。(C)Getty Images

図抜けた身体能力を利したプレーで、MLBでも活躍したプイーグ。彼の電撃的な移籍の可能性が注目を集めている。(C)Getty Images

 実現すれば、興味深い移籍となる。注目を集めているのは、キューバのヤシエル・プイーグの動向だ。現地時間11月30日、韓国メディア『スポーツ朝鮮』は、KBO(韓国プロ野球)の複数球団が獲得に向けて動き出していると報じた。
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 球界での実績は十分にある。現在30歳のプイーグは、2013年にロサンゼルス・ドジャースでMLBデビュー。1年目に打率.319、19本塁打、42打点、出塁率.391、長打率.534というセンセーショナルな活躍を見せて一気に台頭した。

 しかし、2018年にシンシナティ・レッズへトレードで放出されると成績は低迷。19年の夏にクリーブランド・インディアンスへ移籍後にFAとなると、その後は新天地を見出せず。今年はメキシコリーグでプレーを続けていた。

 プライベートでのスキャンダルや“キレやすい”性格から「暴れ馬」の異名を持つプイーグ。まだ老け込む年齢ではなく、鵜の目鷹の目のMLBスカウトが認めたポテンシャルには、投資の価値があると考えられているようだ。

 プイーグ電撃移籍の可能性を報じた『スポーツ朝鮮』は、現在の助っ人外国人の移籍市場が「凍り付いていて、ほとんどの球団が頭を抱えている」と分析。そのうえで「意外な悪童の移籍話は全く根拠のない話ではない」と主張した。

「プイーグは以前にも韓国球界への挑戦の可能性があったのだ。昨年にキウム・ヒーローズが、本人側に移籍の意思があるかを確認していたのだ。このときのプイーグはMLBでのキャリア続行の意思が強かったために契約は破談したが、MLBで買い手がなくなったいまであれば、障壁はない」
 
 さらに同メディアは、「KBOのある球団スカウト」の言葉として「打撃能力だけに焦点を当てれば、プイーグはいまだ競争力のある選手。韓国球界で通じる可能性がある」とレポート。そのうえで、獲得の可能性を論じた。

「2年間、MLBでプレーできなかったプイーグからすれば、それなりの給与で、なおかつフルタイムでの契約できる韓国あるいは日本でのプレーを欲している状況だろう。そして、アジアで成功を収めて、再びMLBに挑むというのが、選手側にとっては理想的なプランなはずだ。

 ただ、彼の激しすぎる個性や過去のスキャンダルから獲得には小さくないリスクが伴いのも事実である。とりわけコロナ禍で選手たちの行動に厳しい目が向けられる現状においては、厳しいかもしれない」

 降って湧いたように浮上したプイーグのアジア球界への挑戦。かつてメジャーで異彩を放った彼のダイナミックなプレースタイルは大きな注目に値するだけに、今後の動向から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部
 
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