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MLB

大谷翔平の「勝ちたい」発言は成就するか⁉エンジェルスの積極的な投手補強に米記者が見解「トラウトとオオタニの残り1年を活かすため」

THE DIGEST編集部

2021.12.04

二刀流で球界を席巻した大谷。来季はさらなる活躍が期待される。(C)Getty Images

二刀流で球界を席巻した大谷。来季はさらなる活躍が期待される。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスは、投手陣の大幅な改善というひとつの目標を掲げてオフシーズンを迎えた。大物投手陣の補強として、これまでに、先発のノア・シンダーガード(1年総額2,100万ドル)、リリーフのアーロン・ループ(2年総額1,500万ドル、オプション付き)、スウィングマンのマイケル・ローレンゼン(1年総額675万ドル)を獲得し、FAになっていたライセル・イグレシアス(4年総額5,800万ドル)と再契約している。

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 ソーの愛称で知られているシンダーガードの獲得は、オフシーズンの早い段階で行なわれ、エンジェルスが本気で投手陣の強化に取り組んでいることを各チームに示した。シンダーガードはメジャー通算47勝31敗、防御率3.32。2015年のデビューからニューヨーク・メッツでプレーし、14勝を挙げるなど2桁勝利を3度マークし、オールスターにも選出された。2020年に右肘のトミー・ジョン手術を受け、今年9月に復帰。2試合に先発して1敗で、投球回数は2回にとどまったが、優れた投手であることは間違いない。

 ループは今季メッツで65試合に登板し6勝0敗、防御率0.95と抜群の成績を残した。先発でもリリーフでも投げられる多才な投手であるのが彼の強みである。
 
 キャリア通算防御率4.07のローレンゼンはリリーフに適しているが、先発ローテーションの一員として、大谷のように二刀流で活躍する機会が与えられると言われている。

 12月1日に再契約を交わしたばかりのイグレシアスは、1年前にシンシナティとのトレードで獲得。今季はエンジェルスで65試合に登板し、7勝5敗、防御率2.57、103奪三振、12四球、34セーブを挙げ、最初のシーズンで素晴らしい活躍を見せた。特に奪三振率8.58は彼のキャリアハイ、チームはこの守護神の流出を阻止したわけだ。

 米メディア『SBNation.com』のアンドレス・チャベス記者は「リリーフ陣の今季の防御率は4.59で、MLBで7番目に悪い数字のエンジェルスにとって、イグレシアスとの再契約は賢明な選択だったが、もっと助けが必要。しかし、大きく前進したことは間違いない。トラウトの全盛期とオオタニの球団支配下の残りの時間を活用するために、投手陣の刷新に真剣に取り組んでいる」と述べた。

 積極的な投手の補強によって、大谷の「勝ちたい」発言は成就するのか。来季のエンジェルスの投手陣の活躍に注目したい。

構成●THE DIGEST編集部

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