巨人のエース・菅野智之が12月5日、今季取得した海外フリーエージェント(FA)権を行使せずに残留すると発表。このニュースを受けた米放送局『CBS Sports』は、同日の記事で「オーナーによるロックアウトがなければ、今冬のMLB入りは可能だったかもしれない」との見解を示している。
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昨オフ、ポスティング・システムでメジャー移籍を目指した菅野。このときは熟考の末に残留を決めていたが、同メディアによると「ボストン・レッドソックス、サンディエゴ・パドレス、サンフランシスコ・ジャイアンツ、トロント・ブルージェイズなど、さまざまな球団が興味を示した」という。
そして迎えた今季は、度重なるコンディション不良の影響もあり、内定していた東京五輪の日本代表を辞退。4度の出場選手登録抹消を経験し、後半戦から徐々に調子を高めたものの、最終的には19試合(115.2回)で6勝7敗、防御率3.19という不振のシーズンに終わった。
それでも、まだ菅野に対する現地の評価は高い。今回の記事を作成したR.J.アンダーソン記者は、そのスライダーに注目したうえで「おそらく日本で最も優れたものであり、プレートの両サイドにコントロールできる。左打者に対する内角の投球は、破壊的な威力を発揮する」と絶賛している。
そして、今オフ残留となった要因のひとつとして「スガノが日本に留まると決めたのは、MLBで最近の動きがあったからだ」とアンダーソン記者は指摘。「ロックアウト期間中、各球団は選手との契約ができないため、スガノが置き去りにされてしまったのだ」と言及した。
現在、すべての交渉がストップしているメジャーリーグ。広島の鈴木誠也を含め、MLBと選手会が新労使協定で妥結するのを待つしかない状況となっている。遅くとも来年2月中旬までに決着すると予想されているが、まだまだ我慢の日々は続きそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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そして迎えた今季は、度重なるコンディション不良の影響もあり、内定していた東京五輪の日本代表を辞退。4度の出場選手登録抹消を経験し、後半戦から徐々に調子を高めたものの、最終的には19試合(115.2回)で6勝7敗、防御率3.19という不振のシーズンに終わった。
それでも、まだ菅野に対する現地の評価は高い。今回の記事を作成したR.J.アンダーソン記者は、そのスライダーに注目したうえで「おそらく日本で最も優れたものであり、プレートの両サイドにコントロールできる。左打者に対する内角の投球は、破壊的な威力を発揮する」と絶賛している。
そして、今オフ残留となった要因のひとつとして「スガノが日本に留まると決めたのは、MLBで最近の動きがあったからだ」とアンダーソン記者は指摘。「ロックアウト期間中、各球団は選手との契約ができないため、スガノが置き去りにされてしまったのだ」と言及した。
現在、すべての交渉がストップしているメジャーリーグ。広島の鈴木誠也を含め、MLBと選手会が新労使協定で妥結するのを待つしかない状況となっている。遅くとも来年2月中旬までに決着すると予想されているが、まだまだ我慢の日々は続きそうだ。
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