2021年のスポーツ界における印象的なシーンを『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は二刀流で圧倒的な存在感をみせた大谷翔平をピックアップ。「米球界になぜ大谷のような選手がいないのか」というファンから寄せられた質問に対する識者の回答とは?
記事初掲載:2021年6月10日
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ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、米球界でも唯一無二の存在だ。
メジャー4年目の今季、打ってはここまでア・リーグ2位の17本塁打に加え、打率.262、44打点、OPS(出塁率+長打率).951というハイアベレージ。さらに投手としては8度の登板で2勝1敗、防御率2.76、60奪三振という成績を残し、二刀流として完全復活を遂げた。
この圧倒的な活躍ぶりに全米で“大谷フィーバー”が巻き起こりつつある中、地元紙『Orange Couty Register』のジェフ・フレッチャー記者のもとに、ファンからある質問が寄せられた。その内容は「オオタニに似たスキルセットを持つアメリカ人プレーヤーが一人もいないのはどうしてなんだ?」というものだ。
これに対してフレッチャー氏は「“なぜマイク・トラウトほどの選手がいないのか?”と言っているようなもの。オオタニは怪物なんだ」と言及した上で、「そのような可能性を秘めた選手でも、アメリカの大学やマイナーリーグでは投手か打者を選ばされることが多く、(二刀流として)成長できないんだ」と米野球界の現状を伝えている。
また「60~70%の(実力を持つ)オオタニがいたとしても、その人には挑戦するチャンスすらない」とコメント。その例として、同じく二刀流に挑戦するマイケル・ローレンゼン(シンシナティ・レッズ)を挙げ、「彼は野手と投手で活躍できるかもしれないけど、もっと優秀な選手がいるから二刀流をさせる理由がない」と厳しい言葉を残した。
現地時間6月9日には、本拠地で行なわれたカンザスシティ・ロイヤルズ戦に「2番・DH」で先発出場し、3打数1安打1四球でチームの6対1の快勝に貢献した大谷。次回登板は11日の敵地アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦となっており、ここでのパフォーマンスにも大きな注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る
記事初掲載:2021年6月10日
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ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、米球界でも唯一無二の存在だ。
メジャー4年目の今季、打ってはここまでア・リーグ2位の17本塁打に加え、打率.262、44打点、OPS(出塁率+長打率).951というハイアベレージ。さらに投手としては8度の登板で2勝1敗、防御率2.76、60奪三振という成績を残し、二刀流として完全復活を遂げた。
この圧倒的な活躍ぶりに全米で“大谷フィーバー”が巻き起こりつつある中、地元紙『Orange Couty Register』のジェフ・フレッチャー記者のもとに、ファンからある質問が寄せられた。その内容は「オオタニに似たスキルセットを持つアメリカ人プレーヤーが一人もいないのはどうしてなんだ?」というものだ。
これに対してフレッチャー氏は「“なぜマイク・トラウトほどの選手がいないのか?”と言っているようなもの。オオタニは怪物なんだ」と言及した上で、「そのような可能性を秘めた選手でも、アメリカの大学やマイナーリーグでは投手か打者を選ばされることが多く、(二刀流として)成長できないんだ」と米野球界の現状を伝えている。
また「60~70%の(実力を持つ)オオタニがいたとしても、その人には挑戦するチャンスすらない」とコメント。その例として、同じく二刀流に挑戦するマイケル・ローレンゼン(シンシナティ・レッズ)を挙げ、「彼は野手と投手で活躍できるかもしれないけど、もっと優秀な選手がいるから二刀流をさせる理由がない」と厳しい言葉を残した。
現地時間6月9日には、本拠地で行なわれたカンザスシティ・ロイヤルズ戦に「2番・DH」で先発出場し、3打数1安打1四球でチームの6対1の快勝に貢献した大谷。次回登板は11日の敵地アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦となっており、ここでのパフォーマンスにも大きな注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
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