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「オオタニと勝負しろよ!」大谷翔平、四球→四球→申告敬遠の“逃げ腰”アストロズに現地メディアもブーイング。「ファンは戦いが見たいんだ!」<2021百選>

THE DIGEST編集部

2021.12.25

本塁打王に向けて大事な打席が続く中、この日はまともにバットを振ることもできていない。(C)Getty Images

本塁打王に向けて大事な打席が続く中、この日はまともにバットを振ることもできていない。(C)Getty Images

 2021年のスポーツ界における印象的な出来事を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は、どんな球でもホームランとしてしまう大谷翔平をピックアップ。そんな彼を警戒し、終盤戦では相手チームから四球攻めに……。

記事初掲載:2021年9月23日

――◆――◆――

 メジャーリーグも残り10試合前後まで消化。プレーオフ進出チームが決定し始め、またタイトル争いも激化している。今季は大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が開幕から猛打を連発し、最終盤までトップの座をキープ。現時点ではライバルに1本差をつけられているものの、現地時間9月21日に45号アーチを放って猛追。1打席1打席が本当に重要になってきている。

【動画】10試合ぶりの一発!大谷翔平の45号特大アーチがこれだ

 そんな中、45号を放った翌日のヒューストン・アストロズ戦。大谷は当たり前と言えば当たり前だが、“四球攻め”にあってまともにスウィングすることができずにいる。
 
 初回の第1打席はストレートのフォアボール、2打席目は1球ファウルがあったものの他4球は完全に外れたボールで2打席連続四球。3打席目は、勝負されないと察したのか、やや強引な打撃になってしまい一塁ゴロとなった。そして7回、チームは2死満塁から逆転に成功して二塁に走者を残した場面で、大谷に打席が回ってきた。

 逆転劇で盛り上がる場内。しかし、アストロズ陣営が選択したのは申告敬遠。大谷は、文字通りバットを振ることなくに打席を終えたのだった。

 あまりの避けられぶりに、地元メディア『Halos Heaven』は「オオタニと勝負しろよ!」と嘆き、現地で取材に来たスポーツ記者のジェームズ・サンテリーリ氏も「ファンはアストロズの投手をブーイングし、オオタニをサポートしていた。ファンは相手投手がストライクを投げて、オオタニと戦うのを見たいんだ」と、ファンの気持ちを代弁しながら“逃げ腰”のアストロズを批判したのだった。

 試合は9回で決着がつかず延長戦へ。12回表にアストロズが一挙4点を入れ試合を動かした。その裏で、第5打席に入った大谷は空振り三振に倒れ、チームは5対9で敗退した。

構成●THE DIGEST編集部

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