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イチローから死球を受けた女子高生を米メディアが羨望!「この腕は二度と洗えない」<2021百選>

THE DIGEST編集部

2021.12.30

「9番・投手」としてエキシビションマッチに出場したイチロー氏は、米国でも大注目を集めている。(C)Getty Images

 2021年のスポーツ界における名場面を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は、野球界のスターであるイチローが、投手として出場した女子高生とのエキシビションマッチを取り上げる。イチローから死球を受けた相手4番には米メディアが羨望の眼差しを送った。

記事初掲載:2021年12月19日

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 12月18日、シアトル・マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏が率いる草野球チーム「KOBE CHIBEN」が、女子高校硬式野球選抜チームとのエキシビジョンマッチを行なった。同ゲームに「9番・投手」でスタメン出場したイチロー氏の投球が、アメリカでも話題になっている。

【動画】完封勝利を飾ったイチロー氏!同ゲームのハイライトをチェック

 背番号「1」のユニホームに袖を通したレジェンドは、最速135キロの直球を軸にスライダーなどの変化球も交え9回を投げ抜き、被安打4、17奪三振で1-0の完封勝利を収めた。相手は高校生ながら手加減なしで真剣勝負に挑んだ48歳の姿は、海を越えたアメリカの投球分析家や見識者らがチェックしていた。

 4番打者相手に2打席連続で死球を当てたイチロー氏は、帽子を取り深々と頭を下げる場面があった。死球を受けた選手は、痛みを顔には出さず、むしろ光栄と言わんばかりの笑顔で出塁した。「ピッチングニンジャ」の愛称で知られるロブ・フリードマン氏は、同シーンの動画をTwitterでアップ。
 
 これに地元放送局『ROOT SPORTS』のアンジー・メンティンク記者が反応。「イチローが当ててきた。この腕は二度と洗えない。最高の日だと恐らく彼女は思っているだろう」と羨望の眼差しを向けた。

 またサンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は「試行錯誤して上手くなろうとしているあたり、現役時代と野球に取り組む姿勢は変わっていないんだろうなぁと自分は感じました」と大先輩を敬った。

 引退した今もなお、日米から脚光を浴びるスター。そんな彼の今後の取り組みにも注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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