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大谷翔平が“アスリート・オブ・ザ・イヤー”に選ばれた理由は? 米老舗誌が指摘する「ライバルと一線を画していた記録」

THE DIGEST編集部

2022.01.01

米球界に強烈なインパクトを残した大谷が、また新たな栄誉を手にした。(C)Getty Images

 2021年シーズンにおける"スポーツ界の顔"はやはりこの男だった。

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 現地時間12月31日、米スポーツメディアの最古参で大手サイトの一つ『Sporting News』は、全競技を対象とした「アスリート・オブ・ザ・イヤー」を発表。投打二刀流で米球界にフィーバーを巻き起こした大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が初選出された。

 同賞で1選手をピックアップするのは考慮すべき点が多く、例年「気の遠くなるような作業」だという同サイトだが、今年は「ショウヘイ・オオタニという答えがあまりにも明確で、話し続けるのが馬鹿らしく思えた」という。
 
 記事内では、大谷が記録した46本塁打、100打点、103得点、8三塁打、OPS.965といった驚異的な打撃成績を紹介。これに加え、あまり言及されていない「ライバルと一線を画していた記録」として"5つのスタッツ"に脚光を当てている。

・11.7打席に1本塁打でア・リーグトップ
・33%近いHR/FBで全球団トップ
・バレルゾーンに飛ばした78球、バレル率22.3%で全球団トップ
・20敬遠でア・リーグトップ
・パワーとスピードを併せ持つ選手を評価する"パワースピードナンバー"の33.2で全球団トップ

 さらに、9勝2敗、防御率3.18、156奪三振、被打率.207、被出塁率.286という投手成績も加え、打撃、走塁、守備、投球を総合しての貢献度を表わすWARは、メジャー最高の「9.0」。こうしたデータを踏まえ、大谷が"スポーツ界最高"である理由について、同誌は次のように結論付けた。

「打者成績がア・リーグの最高ではないとか、投手成績が他選手と比較してトップクラスではないというのはもっともだが、こうした議論は的外れである。オオタニはどちらの場所でもリーグ最高の数字を出す必要はなく、とてつもない価値を持つのだ」

 昨年は日本人初のMVPにも輝くなど、前代未聞のシーズンを送った大谷。はたして今年はどんなパフォーマンスで我々を楽しませてくれるのか。野球ファンならずとも、非常に興味深いところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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