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大谷翔平がいなくて物議!エンジェルス伝説OBの「最も才能のある打者」リストに専門メディアが異論「理解しがたい」

THE DIGEST編集部

2022.01.23

投打の二刀流で球史に名を刻んだ大谷。その活躍からすれば、彼こそ「最も才能がある」と言われてもなんら不思議ではない。(C)Getty Images

 MLBのレジェンドが放った"つぶやき"が話題となっている。

 事の発端となっているのは、現地時間1月17日に元ロサンゼルス・エンジェルスのロッド・カルーによるツイートだ。現役時代にMLB通算3053安打を記録した球史に残る安打製造機は、ファンからの「いまのメジャーリーグで最も才能のある打者は誰ですか?」という問いに、こう切り返したのだ。
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「マイク・トラウト、ルイス・アラエス、ザンダー・ボガーツ、ブライス・ハーパー、バイロン・バクストン。他に誰を見逃しているかな?」

 おそらく当人は何気なくリプライしたつもりだろう。しかし、他でもないエンジェルスのOBが放ったツイートには、同球団の専門メディア『Halo Hangout』が黙っていなかった。彼らはカルーに「素晴らしきレジェンドに敬意は表する。だが、彼はリストアップした選手たちの中にスポーツ史上最高のシーズンを送ったばかりの男であるショウヘイ・オオタニも含めるべきだった」と異論を唱えたのだ。

 日頃からエンジェルスを追う『Halo Hangout』はカルーの人選に対して「オオタニは2021年に満場一致でアメリカン・リーグMVPになった。ボガーツやアラエスは、いまの彼と同じ銀河系にはいない」と強調。そして、次のように論じた。

「カルーの人選がなぜああなったのかは理解しがたい。たしかにアラエスは悪い打者ではないが、その才能で比較した時にはオオタニが見せているものには程遠い。彼の仕事ぶりと異能ぶりを考えた時に、アラエスが上回るとは思えない」
 
 同メディアはボガーツとも比較して「オオタニのスイングは彼をはかるかに凌駕する。レッドソックスファン以外は、ボガーツとオオタニだったら誰もがオオタニを選ぶだろう」と断言。さらに昨シーズンの大谷がトラウト、アンソニー・レンドーン、ジャスティン・アップトンら強打者が相次いで故障離脱を余儀なくされた中で、驚異的なスタッツを残した点をクローズアップし、こう続けた。

「彼は打線のサポートがほとんど得られない状況下で、全盛期のバリー・ボンズ以上に歩かされた。もしも間違いだったら訂正してほしいのだが、他のチームはボガーツやアラエスをそこまで恐れただろうか? そうではないはずだ。

 我々はカルーへのリスペクトを欠くつもりはない。彼のことは愛している。単に日本の怪物が、ボガーツとアラエスよりも、指数関数的にパワフルなスイング、あらゆる指数関数的に優れた統計を持っていて、才能ある打者だと信じている」

 MLBの殿堂入りを果たしているカルーの不可解な人選にすぐさま反論が飛ぶ。この事実もまた、大谷が米球界で認知された証拠と言えるのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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