今季から名門シカゴ・カブスの一員となった鈴木誠也。移籍直後は米メディアでもプレーに対する期待が論じられる一方で、MLBへの適応など不安要素も語られたが、開幕してからはそうしたことも少なくなった。彼が見事なまでの打棒を発揮しているからだ。
【動画】絶妙なバットコントロール! 鈴木誠也の今季10打点目となるタイムリー二塁打をチェック
現地時間4月14日のコロラド・ロッキーズ戦でも第一打席でいきなり右中間へのタイムリー二塁打を放ち、これで開幕から6試合連続で安打を記録。打点数もリーグトップの「10」と、新たなステージでも、遜色のないポテンシャルの高さを示し続けている。
もちろん、現地メディアでも鈴木の打力に対する称賛の声は鳴り止まない。日夜カブスの情報を熱心に発信している『Cubbies Crib』は「常識を覆し続けるカブスのルーキー、セイヤ・スズキ」と銘打たれた記事で、ここまでの成績を驚きとともに振り返っている。
同メディアは、当初はスプリングトレーニングが短縮された影響もあり、「セイヤ・スズキは今年、出遅れるだろうと誰もが予想していた」と回想。そのうえで「しかし、どうやら誰かが彼に『チーム一の攻撃力を発揮する必要はない』と、伝えるのを忘れてしまったようだ」と独特の言い回しで、開幕からの好調ぶりを評している。
また、「スズキはナショナル・リーグで2位にランクされるOPS1.524で、カブスの全打者をリードしている」「3本塁打はリーグトップ」など図抜けたスタッツを一挙に紹介。そのうえでカブスのアンディ・グリーンコーチによる「ストライクゾーンでの絞り球をしっかりと触れている。その強さと決断力は、これからさらに活きてくるだろう」というコメントも紹介。今後に向けた期待を寄せた。
さらに同メディアは、「彼は一打席一打席、綿密な計画を立てて打席に入る」として、鈴木の打席外の姿にもクローズアップ。「ピッツバーグでは2ホーマーを放ったが、そのゲーム中でさえ、彼はダグアウトですぐに彼の打席でどのような投球だったのか、ビデオを見返し分析していた」と指摘し、「その集中力が、早くも高い期待を上回る結果を生んだのだ」として、27歳のルーキーが見せつける意識の高さを称えた。
まだMLBは始まったばかりではある。だが、野球の本場で、ここから鈴木誠也がどれだけのインパクトを放っていくのかという楽しみは膨らむばかりだ。
構成●THE DIGEST編集部
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現地時間4月14日のコロラド・ロッキーズ戦でも第一打席でいきなり右中間へのタイムリー二塁打を放ち、これで開幕から6試合連続で安打を記録。打点数もリーグトップの「10」と、新たなステージでも、遜色のないポテンシャルの高さを示し続けている。
もちろん、現地メディアでも鈴木の打力に対する称賛の声は鳴り止まない。日夜カブスの情報を熱心に発信している『Cubbies Crib』は「常識を覆し続けるカブスのルーキー、セイヤ・スズキ」と銘打たれた記事で、ここまでの成績を驚きとともに振り返っている。
同メディアは、当初はスプリングトレーニングが短縮された影響もあり、「セイヤ・スズキは今年、出遅れるだろうと誰もが予想していた」と回想。そのうえで「しかし、どうやら誰かが彼に『チーム一の攻撃力を発揮する必要はない』と、伝えるのを忘れてしまったようだ」と独特の言い回しで、開幕からの好調ぶりを評している。
また、「スズキはナショナル・リーグで2位にランクされるOPS1.524で、カブスの全打者をリードしている」「3本塁打はリーグトップ」など図抜けたスタッツを一挙に紹介。そのうえでカブスのアンディ・グリーンコーチによる「ストライクゾーンでの絞り球をしっかりと触れている。その強さと決断力は、これからさらに活きてくるだろう」というコメントも紹介。今後に向けた期待を寄せた。
さらに同メディアは、「彼は一打席一打席、綿密な計画を立てて打席に入る」として、鈴木の打席外の姿にもクローズアップ。「ピッツバーグでは2ホーマーを放ったが、そのゲーム中でさえ、彼はダグアウトですぐに彼の打席でどのような投球だったのか、ビデオを見返し分析していた」と指摘し、「その集中力が、早くも高い期待を上回る結果を生んだのだ」として、27歳のルーキーが見せつける意識の高さを称えた。
まだMLBは始まったばかりではある。だが、野球の本場で、ここから鈴木誠也がどれだけのインパクトを放っていくのかという楽しみは膨らむばかりだ。
構成●THE DIGEST編集部
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