大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)のバットが“蘇った”。
現地時間4月16日、大谷は、敵地で行なわれたテキサス・レンジャーズ戦に「1番・DH」で先発出場。8回の第5打席に2試合連続となる3号2ランを放つなど、5打数2安打3打点1盗塁と大いに暴れた。
【動画】いよいよエンジンが掛かってきた大谷! 豪快な3号アーチをチェック
前日の同カードでも1試合2ホーマーと活躍した背番号17は、この日も特大の一発を見舞う。8回2死二塁という好機で迎えた第5打席に、相手右腕グレッグ・ホランドと対峙すると、カウント1-1か内角低めに投じられた83.3マイル(約134キロ)のスライダーをジャストミート。球速108マイル(約173キロ)で強く弾き出されたライナー性の打球は、ぐんぐんと飛距離を伸ばし、右中間にある相手ブルペンへと突き刺さった。
前の試合での第1号まで、自己ワーストとなる開幕30打席ノーアーチで、スランプも指摘されていた。そのなかで待望の第1号が飛び出してから一気に放った3発だけに、エンジェルスの地元放送局『Bally Sports West』のマーク・グビサ氏が「もう『スロースタート?』なんて聞いちゃだめだ」と説くのも無理はない。
ついにギアが上がってきた感のある大谷。その活躍に関係しているかもしれないとして、話題となっているのは、今月11日のマイアミ・マーリンズ戦で見せた“あるシーン”だ。当時、なかなかヒットもでない状況が続いていた大谷は、6回にダッグアウトで自らのバットに息を吹き込み、人工呼吸と心肺蘇生を施すパフォーマンスを同僚たちに見せていた。
同僚のジャレッド・ウォルシュが「かなり笑った」(地元紙『Orange County Register』より)という大谷の茶目っ気溢れる振る舞いだったが、意外にもこれに効果があったというのだ。米放送局『FOX Sports』によれば、この“蘇生行為”後の打撃成績が打率.333、3本塁打、6打点と「明らかに変わった」というのだ。
奇しくも、自らの蘇生によって球界屈指の怪物スラッガーは、ようやく蘇ってきたと言ってよさそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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前日の同カードでも1試合2ホーマーと活躍した背番号17は、この日も特大の一発を見舞う。8回2死二塁という好機で迎えた第5打席に、相手右腕グレッグ・ホランドと対峙すると、カウント1-1か内角低めに投じられた83.3マイル(約134キロ)のスライダーをジャストミート。球速108マイル(約173キロ)で強く弾き出されたライナー性の打球は、ぐんぐんと飛距離を伸ばし、右中間にある相手ブルペンへと突き刺さった。
前の試合での第1号まで、自己ワーストとなる開幕30打席ノーアーチで、スランプも指摘されていた。そのなかで待望の第1号が飛び出してから一気に放った3発だけに、エンジェルスの地元放送局『Bally Sports West』のマーク・グビサ氏が「もう『スロースタート?』なんて聞いちゃだめだ」と説くのも無理はない。
ついにギアが上がってきた感のある大谷。その活躍に関係しているかもしれないとして、話題となっているのは、今月11日のマイアミ・マーリンズ戦で見せた“あるシーン”だ。当時、なかなかヒットもでない状況が続いていた大谷は、6回にダッグアウトで自らのバットに息を吹き込み、人工呼吸と心肺蘇生を施すパフォーマンスを同僚たちに見せていた。
同僚のジャレッド・ウォルシュが「かなり笑った」(地元紙『Orange County Register』より)という大谷の茶目っ気溢れる振る舞いだったが、意外にもこれに効果があったというのだ。米放送局『FOX Sports』によれば、この“蘇生行為”後の打撃成績が打率.333、3本塁打、6打点と「明らかに変わった」というのだ。
奇しくも、自らの蘇生によって球界屈指の怪物スラッガーは、ようやく蘇ってきたと言ってよさそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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