今月15日から明治神宮野球場で、『第50回記念明治神宮野球大会』が行われる。高校の部は来年春のセンバツ前哨戦、大学の部は4年生も参加する学生野球の集大成という位置づけになる大会だが、ドラフト戦線という意味でも、来年の候補生を占う重要な大会でもある。そこで、今大会に出場する有力なドラフト候補を中心に大会を展望してみたいと思う。今回はまず高校の部から紹介する。
まず、プロから最も注目を集める存在になりそうなのが高橋宏斗(中京大中京高/たかはし・ひろと)だ。長身で手足が長くいかにも投手らしい体格で、ストレートはコンスタントに140km台中盤をマークする。大型ながらも器用で変化球のコントロールも良く、しっかりと試合を作ることができるのも長所だ。少し打者に対して身体が正対するのが速く、スピードの割に空振りがとれないのが課題。東海大会でもストレートを捉えられる場面が目立った。それでも、素材の良さは間違いなく一級品。初の全国の舞台でどのような投球を見せてくれるかが楽しみだ。
高橋以外にも中京大中京には好素材が揃っている。西村友哉(にしむら・ともや)は強打のトップバッター。初球から思い切り良く振り抜き、広角に長打を放つ。3番を打つ中山礼都(なかやま・らいと)は三拍子揃ったショートストップ。軽快なフットワーク、きれいに振り抜けるスウィングはいずれも高校生離れしている。4番を任せられている印出太一(いんで・たいち)は大型捕手。フットワークに課題が残るものの、地肩の強さとパワーは目を見張るものがある。控え投手も164cmと小柄ながら140キロ台中盤のスピードを誇る松島元希(まつしま・げんき)が控えており、選手層を考えても優勝候補の筆頭と言えるだろう。
まず、プロから最も注目を集める存在になりそうなのが高橋宏斗(中京大中京高/たかはし・ひろと)だ。長身で手足が長くいかにも投手らしい体格で、ストレートはコンスタントに140km台中盤をマークする。大型ながらも器用で変化球のコントロールも良く、しっかりと試合を作ることができるのも長所だ。少し打者に対して身体が正対するのが速く、スピードの割に空振りがとれないのが課題。東海大会でもストレートを捉えられる場面が目立った。それでも、素材の良さは間違いなく一級品。初の全国の舞台でどのような投球を見せてくれるかが楽しみだ。
高橋以外にも中京大中京には好素材が揃っている。西村友哉(にしむら・ともや)は強打のトップバッター。初球から思い切り良く振り抜き、広角に長打を放つ。3番を打つ中山礼都(なかやま・らいと)は三拍子揃ったショートストップ。軽快なフットワーク、きれいに振り抜けるスウィングはいずれも高校生離れしている。4番を任せられている印出太一(いんで・たいち)は大型捕手。フットワークに課題が残るものの、地肩の強さとパワーは目を見張るものがある。控え投手も164cmと小柄ながら140キロ台中盤のスピードを誇る松島元希(まつしま・げんき)が控えており、選手層を考えても優勝候補の筆頭と言えるだろう。