日米球界問わず、今季は審判がやたらと注目されているが、MLBでは、ふたたび首を傾げたくなるようなジャッジが起こった。
現地時間4月29日に行なわれたカンザスシティ・ロイヤルズ対ニューヨーク・ヤンキース戦の2回裏、1対3で追いかける展開となったロイヤルズは、超有望株のボビー・ウィットJr.が1死から二塁打を放って反撃の狼煙を上げた。
ここでウィットJr.は、隙を見て果敢に三塁を陥れようとしたものの、これをヤンキースが察知し、挟殺プレーに追い込まれる。
それでも、21歳の俊英は自慢のスピードを生かして三塁へ激走。ボールを手にしたヤンキースの二塁手グレイバー・トーレスは、普通に三塁手へ投げていればおそらくアウトになっていたはずだが、なぜか自身も追いかけっこをしてしまう。結局、ウィットJr.が先に三塁へ到達し、三盗成功……かと思われた。
【動画】三塁セーフ……かと思われたが、相手にふっ飛ばされてアウト! "疑惑"のプレーがこれだ しかし、トーレスは減速できずに三塁上にいた走者と激突。この衝撃でウィットJr.は三塁ベースから押し出される形となると、塁審は「ベースから離れた」としてアウトの判定。1死三塁が一転して2死走者なしへと変わったのだ。当然、困惑したのはロイヤルズ陣営だ。
走者のウィットJr.は三塁塁審を「え? なんで嘘だろ?」といった表情で不満を示せば、マイク・マシーニー監督も怒りを表しながら審判へ詰め寄る。長い抗議となって退場処分を食らっても引き下がれず、審判は「お前2回もぶつかったぞ」とさらに“煽られ”、最後は他の審判員が間に入って試合を後にした。
ロイヤルズ地元メディア『Royals Review』が「ウィットJr.はいったいどうやったら三塁にとどまれたのか?」と疑問を呈せば、『NBC Sports』のマシュー・プリオ記者も「ひどい判定だ」とあきれたように、走者が三塁から離れたのは完全な不可抗力だったように思われる。この後に説明がなされないようだと、おそらく現場の混乱は続くことになるだろう。
この疑惑の判定直後、ロイヤルズは連打が続いていたので同点に追いついていた可能性もあっただけにより一層悔やまれるが、後半に大量失点して試合は2対12で9回を迎えている。
構成●THE DIGEST編集部
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ここでウィットJr.は、隙を見て果敢に三塁を陥れようとしたものの、これをヤンキースが察知し、挟殺プレーに追い込まれる。
それでも、21歳の俊英は自慢のスピードを生かして三塁へ激走。ボールを手にしたヤンキースの二塁手グレイバー・トーレスは、普通に三塁手へ投げていればおそらくアウトになっていたはずだが、なぜか自身も追いかけっこをしてしまう。結局、ウィットJr.が先に三塁へ到達し、三盗成功……かと思われた。
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走者のウィットJr.は三塁塁審を「え? なんで嘘だろ?」といった表情で不満を示せば、マイク・マシーニー監督も怒りを表しながら審判へ詰め寄る。長い抗議となって退場処分を食らっても引き下がれず、審判は「お前2回もぶつかったぞ」とさらに“煽られ”、最後は他の審判員が間に入って試合を後にした。
ロイヤルズ地元メディア『Royals Review』が「ウィットJr.はいったいどうやったら三塁にとどまれたのか?」と疑問を呈せば、『NBC Sports』のマシュー・プリオ記者も「ひどい判定だ」とあきれたように、走者が三塁から離れたのは完全な不可抗力だったように思われる。この後に説明がなされないようだと、おそらく現場の混乱は続くことになるだろう。
この疑惑の判定直後、ロイヤルズは連打が続いていたので同点に追いついていた可能性もあっただけにより一層悔やまれるが、後半に大量失点して試合は2対12で9回を迎えている。
構成●THE DIGEST編集部
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