またして"不可解なジャッジ"にサムライが苦戦を強いられた。シカゴ・カブスの鈴木誠也である。
物議を醸しているのは、現地時間5月14日に行なわれたアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦での一コマ。この試合で右足首を痛めてから4試合ぶりにスタメンに復帰した鈴木が、4回に第2打席に立った時だ
対峙したのは、球界屈指のチェンジアップを持つザック・ギャレン。今季の防御率が0.95と絶好調の好投手を前に27歳のサムライは粘る。そしてフルカウントで迎えた勝負の10球目だった。相手右腕が投じた95.5マイル(約154.3キロ)の4シームは内角のストライクゾーンから大きく外れたように見えたが、テッド・バレット球審は「ストライク!」とコール。自信を持って見逃した鈴木はあえなく三振となった。
贔屓目を抜きにしてギャレンが投じた10球目はボールと言えた。それはデータで見れば明らかで、MLBの公式チャートではストライクゾーンからボール2つ分ほど外れている。
無論、日夜カブスの情報を取り扱う現地メディアでは、まさかの判定に怒りの声が上がっている。地元放送局『Marquee Sports Network』の試合中継で解説を担った元球団OBのリック・サトクリフ氏は、「おい! ノーだ! これはありえない!」と絶叫。そして、次のように力説した。
「ハッキリと言うが、あれはストライクじゃないし、コースぎりぎりでもない。まるでズルをされたような打席だ。これが見逃し三振になるなんて。セイヤは日本で多くの成功を収め、首位打者にもなったんだぞ。ストライクゾーンの何たるかを分かっている偉大な打者を、まるで、右も左も知らないルーキーように扱うな!」
メジャーでは、新人に対してジャッジが厳しくなる"慣例"が存在。鈴木もすでにたびたび経験しており、4月26日のアトランタ・ブレーブス戦では、他でもないバレット球審が明らかなボール球を見逃し三振としてコールしていた。
苦戦を強いられながらも、4打数1安打、1得点とまずまずの成績を残した鈴木。現状の打率.255(現地時間5月14日終了時点)から数字を上げていくためにも、球審の手厳しいジャッジに"アジャスト"していく必要がありそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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贔屓目を抜きにしてギャレンが投じた10球目はボールと言えた。それはデータで見れば明らかで、MLBの公式チャートではストライクゾーンからボール2つ分ほど外れている。
無論、日夜カブスの情報を取り扱う現地メディアでは、まさかの判定に怒りの声が上がっている。地元放送局『Marquee Sports Network』の試合中継で解説を担った元球団OBのリック・サトクリフ氏は、「おい! ノーだ! これはありえない!」と絶叫。そして、次のように力説した。
「ハッキリと言うが、あれはストライクじゃないし、コースぎりぎりでもない。まるでズルをされたような打席だ。これが見逃し三振になるなんて。セイヤは日本で多くの成功を収め、首位打者にもなったんだぞ。ストライクゾーンの何たるかを分かっている偉大な打者を、まるで、右も左も知らないルーキーように扱うな!」
メジャーでは、新人に対してジャッジが厳しくなる"慣例"が存在。鈴木もすでにたびたび経験しており、4月26日のアトランタ・ブレーブス戦では、他でもないバレット球審が明らかなボール球を見逃し三振としてコールしていた。
苦戦を強いられながらも、4打数1安打、1得点とまずまずの成績を残した鈴木。現状の打率.255(現地時間5月14日終了時点)から数字を上げていくためにも、球審の手厳しいジャッジに"アジャスト"していく必要がありそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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