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鈴木誠也の“レーザービーム”に米地実況も「狙撃したぞ」と熱狂! カブス専門メディアも強肩に「セイヤは何でもできる」と賛辞

THE DIGEST編集部

2022.05.18

強肩で122キロの巨漢走者を刺した鈴木。そのワンプレーは現地でも話題沸騰となっている。(C)Getty Images

 日本球界屈指の5ツールプレーヤーが"レーザービーム"を炸裂させた。

 話題となっているのは、現地時間5月17日に行なわれたピッツバーグ・パイレーツ戦に「4番・右翼」でスタメン出場したシカゴ・カブスの鈴木誠也の守備だ。
【動画】ライト深い位置から完璧な送球! 鈴木誠也のレーザービームシーンをチェック

 カブスが1対0でリードした4回表に1死三塁というピンチで、パイレーツの筒香嘉智がライト線へフライを打ち上げる。決して浅い当たりではなかったために、三塁ランナーのダニエル・ボーゲルバックは122キロの巨体を揺らしてホームへ突進した。

 しかし、ここで鈴木の地肩の強さが活きた。捕球してから素早い動作で矢のようなボールを送球すると、ワンバウンドで捕手のミットに収まったボールは間一髪で間に合い、判定はアウトとなった。このサムライが魅せた好守に本拠地リグレー・フィールドのカブスファンも大いに沸いた。
 
 鈴木は涼しい顔でベンチに引き上げた。だが、熱狂的なファンたちから拍手喝采を受けたスーパープレーには、賛辞が相次いでいる。試合の中継を担った地元局『Marquee Sports Network』の実況が「なんとダブルプレーだ! セイヤ・スズキがボーゲルバックを狙撃したぞ!」と興奮気味に描写すれば、同局の公式ツイッターも「セイヤの送球はどうだ?」と誇らしげに投稿した。

 また、カブスの専門メディア『Cubs HQ』は「セイヤ・スズキは何でもできるんだ」と強調したうえで、「カブスの新たな外野手は、パイレーツの走者ダニエル・ボーゲルバックをホームでアウトにするために、ライトの深くから完璧なストライク送球を投げ込んだ」と、鈴木の強肩を絶賛した。

 なお、試合はカブスが7対0で勝利。同点とさせなかった鈴木の捕殺はチームに流れを呼び込んだ。

構成●THE DIGEST編集部

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