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直近18打席で10三振。“当たらない”大谷翔平の打撃状態に米記者も懸念「ここ最近の彼は荒れ模様だ」

THE DIGEST編集部

2022.05.21

ややスランプ気味の大谷。相手の警戒が強まっているなかで、彼はもがいている。(C)Getty Images

ややスランプ気味の大谷。相手の警戒が強まっているなかで、彼はもがいている。(C)Getty Images

 今季5度目の3打席連続三振に思わず本人も首を傾げた。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)である。

 現地時間5月20日、大谷は本拠地で行なわれたオークランド・アスレティックス戦に「3番・DH」でスタメン出場。3打数無安打3三振1四球、1盗塁、1得点という結果に終わった。

 今季ワーストの4連敗を喫したチームにあって、その不調ぶりはやはり目立つ。この日の大谷は第1打席に四球で出塁。その後に盗塁を決めて先制点となる得点をマークして見せ場を作った。だが、その後はアスレティックス投手陣の緩急を巧みに使った投球に翻弄された。

 3回裏、無死二塁での2打席目は、フルカウントから相手先発ポール・ブラックバーンが低めに投じた79.4マイル(約127.7キロ)の緩いカーブに手が出て空振り三振。そして5回裏に迎えた3度目の打席でも空振り三振を喫していた大谷は、2点を追う7回2死無塁の場面でもふたたび三振。今度は相手右腕ザック・ジャクソンがフルカウントから外角低めに投げた86.4マイル(約139キロ)の沈むスライダーに手が出ずに見送ってしまった。
 
 もっとも最終打席は低めいっぱいの際どいボールであったために、手が出なかったのも致し方ない部分はある。むしろ、そこに投げ切ったジャクソンを褒めるべきではある。とはいえ、だ。直近の大谷の打撃成績を見ても、3打席連続三振はやはり気になるところだ。

 というのも、大谷の過去18打席で三振は10で、ヒットはわずかに2本しか打てていないのだ。アスレティックス戦後の会見で、エンジェルスを率いるジョー・マッドン監督が「もっとストライクゾーンを整理しないとね」と指摘した状態については、現地記者も不安げだ。米メディア『The Athletic』のエンジェルス番を務めるサム・ブラム記者は、先述の打撃成績を列挙したうえで、次のように分析した。

「過去18打席よりも前のオオタニは、力強さを取り戻しつつあるように見えた。だが、ここ最近の彼は荒れ模様だ」

 ヒューストン・アストロズと地区首位の座を争っているエンジェルス。そのなかで大谷はチーム浮沈のカギを握るスラッガーだけに、いち早く当たりを取り戻すためのキッカケを掴みたいところだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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