日本球界で確かな功績を残した投手が、メジャーの檜舞台で輝きを放っている。セントルイス・カーディナルスのマイルズ・マイコラスだ。
【動画】あの「ピッチングニンジャ」も絶賛! マイコラスの奪三振シーンをチェック
現在33歳の右腕の名を知るファンは、日本でも少なくないはずだ。彼は2015年シーズンから3年間、巨人に在籍。NPB通算31勝(13敗)、防御率2.18、WHIP1.00という好成績を収め、2018年からカーディナルスでメジャー復帰を果たしていた。
いわゆる"逆輸入"1年目で18勝を挙げて、リーグ最多勝に輝いたマイコラスだったが、わずか9勝に終わった2019年のオフに右腕の屈筋腱を痛めて離脱。手術を余儀なくされて2020年シーズンを棒に振り、ようやく戦列に復帰したのは、昨年8月下旬だった。
もっとも、復帰後から復調傾向にあったマイコラスは、今季もすこぶる調子がいい。勝星こそ8試合の登板で3勝(2敗)ながら、48.1イニングを投げて防御率は1.68。WHIPに至ってはリーグTOP10に入る0.99(7位)で、与四球率も1.68と抜群の安定感を誇っている。
怪我から回復して調子を上げている右腕には、現地メディアも熱視線を送っている。米スポーツ専門メディア『Bleacher Report』は「2022年のMLBで最も印象的なベテランの復活劇」と銘打った特集記事を掲載。そのなかでマイコラスをピックアップし、「驚いたことに、重い怪我との戦いを余儀なくされた彼は、ふたたび球界最高の投手の一人になった」と絶賛した。
同メディアは、今季のマイコラスの投球内容について、「スライダーとシンカー、そしてカーブを多彩に操れていて、もともと際立っていた打たせる取るピッチングがさらに凄みを増している」と分析。さらに「9イニングあたりの四球を与える割合が約1.7人という事実は、彼の投球をさらに印象深いものにする」と強調した。
この特集においては、トミー・ジョン手術から復帰した剛腕ジャスティン・バーランダー(ヒューストン・アストロズ)や、ニューヨーク・ヤンキースで中軸を打っているアンソニー・リゾーなど、球界の名だたるベテラン戦士も選ばれている。マイコラスは、まさに厳選された歴戦の猛者たちのなかに名を連ねたのだ。
かつて「ジャパニーズ・ドリーム」を掴んだアメリカ人右腕は、母国で手術を擁する大怪我という挫折を経て、ますます意気軒高といった様子だ。
構成●THE DIGEST編集部
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いわゆる"逆輸入"1年目で18勝を挙げて、リーグ最多勝に輝いたマイコラスだったが、わずか9勝に終わった2019年のオフに右腕の屈筋腱を痛めて離脱。手術を余儀なくされて2020年シーズンを棒に振り、ようやく戦列に復帰したのは、昨年8月下旬だった。
もっとも、復帰後から復調傾向にあったマイコラスは、今季もすこぶる調子がいい。勝星こそ8試合の登板で3勝(2敗)ながら、48.1イニングを投げて防御率は1.68。WHIPに至ってはリーグTOP10に入る0.99(7位)で、与四球率も1.68と抜群の安定感を誇っている。
怪我から回復して調子を上げている右腕には、現地メディアも熱視線を送っている。米スポーツ専門メディア『Bleacher Report』は「2022年のMLBで最も印象的なベテランの復活劇」と銘打った特集記事を掲載。そのなかでマイコラスをピックアップし、「驚いたことに、重い怪我との戦いを余儀なくされた彼は、ふたたび球界最高の投手の一人になった」と絶賛した。
同メディアは、今季のマイコラスの投球内容について、「スライダーとシンカー、そしてカーブを多彩に操れていて、もともと際立っていた打たせる取るピッチングがさらに凄みを増している」と分析。さらに「9イニングあたりの四球を与える割合が約1.7人という事実は、彼の投球をさらに印象深いものにする」と強調した。
この特集においては、トミー・ジョン手術から復帰した剛腕ジャスティン・バーランダー(ヒューストン・アストロズ)や、ニューヨーク・ヤンキースで中軸を打っているアンソニー・リゾーなど、球界の名だたるベテラン戦士も選ばれている。マイコラスは、まさに厳選された歴戦の猛者たちのなかに名を連ねたのだ。
かつて「ジャパニーズ・ドリーム」を掴んだアメリカ人右腕は、母国で手術を擁する大怪我という挫折を経て、ますます意気軒高といった様子だ。
構成●THE DIGEST編集部
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