待望の一発は"驚きの相手"から放った。
現地時間5月22日に行なわれたセントルイス・カーディナルス戦で、ピッツバーグ・パイレーツの筒香嘉智は「6番・DH」でスタメン出場。9回裏に今季第2号となるソロ本塁打を放つなど、2打数1安打、1打点、2四球と目に見える結果を出した。
5月7日(現地時間)のシンシナティ・レッズ戦以来の一発が飛び出したのは、パイレーツが0対18と大幅にリードされた最終回だった。
この時、マウンドに立ったのは、過去ゴールドグラブ受賞9回を誇るカーディナルスの名捕手ヤディアー・モリーナ。メジャーでは大差がついた場合にリリーフを休ませる意図もあって野手を登板させるケースがある。だが、39歳のレジェンドはこれが18年のメジャーキャリアでも初の登板機会だった。
ある意味で屈辱的とも言える状況下で筒香は意地を見せる。フルカウントから6球目に投じられた外角への56.9マイル(約91.5キロ)の山なりのスローボールをフルスイング。高々と打ちあがった打球は、あっという間にライトスタンドに突き刺さった。
思わずモリーナが苦笑いを浮かべた一発は、現地実況が「驚きだ。ツツゴウは深くまでかっ飛ばしたぞ」と興奮気味に伝えたほど打った瞬間にそれと分かる打球だった。ちなみにカーディナルスの指揮官オリバー・マーモルは「彼の思い通りにはいかなかった。あまりに真ん中にボールが行き過ぎた」と振り返っている。
結局、チームは4対18で敗れたものの、マルチヒットを記録した前日に続いて気を吐いた筒香。今季の打率は.181といまだ苦しいが、殿堂入り間違いなしとされる名手から放った本塁打は復調のキッカケとなるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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5月7日(現地時間)のシンシナティ・レッズ戦以来の一発が飛び出したのは、パイレーツが0対18と大幅にリードされた最終回だった。
この時、マウンドに立ったのは、過去ゴールドグラブ受賞9回を誇るカーディナルスの名捕手ヤディアー・モリーナ。メジャーでは大差がついた場合にリリーフを休ませる意図もあって野手を登板させるケースがある。だが、39歳のレジェンドはこれが18年のメジャーキャリアでも初の登板機会だった。
ある意味で屈辱的とも言える状況下で筒香は意地を見せる。フルカウントから6球目に投じられた外角への56.9マイル(約91.5キロ)の山なりのスローボールをフルスイング。高々と打ちあがった打球は、あっという間にライトスタンドに突き刺さった。
思わずモリーナが苦笑いを浮かべた一発は、現地実況が「驚きだ。ツツゴウは深くまでかっ飛ばしたぞ」と興奮気味に伝えたほど打った瞬間にそれと分かる打球だった。ちなみにカーディナルスの指揮官オリバー・マーモルは「彼の思い通りにはいかなかった。あまりに真ん中にボールが行き過ぎた」と振り返っている。
結局、チームは4対18で敗れたものの、マルチヒットを記録した前日に続いて気を吐いた筒香。今季の打率は.181といまだ苦しいが、殿堂入り間違いなしとされる名手から放った本塁打は復調のキッカケとなるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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