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「1961年以降、パイレーツ1塁手としてワースト」打率1割台と不振を極める日本人スラッガーに現地識者も厳しい見解…ラインナップ変更の提案も

THE DIGEST編集部

2022.05.20

打率1割台と不振を極める筒香。打棒復活なるか。(C) Getty Images

打率1割台と不振を極める筒香。打棒復活なるか。(C) Getty Images

 長いトンネルは暗闇が続き、その先に光は見えないままだ。

 ピッツバーグ・パイレーツの筒香嘉智は、現地時間18日のシカゴ・カブス戦で5試合連続となる先発出場を果たしたものの、4打数無安打に終わった。これで打率は.167、まさに今季開幕からの不調が数字となって刻まれている。
 
 前日までの5番から打順を下げ「7番・一塁」としてスタメンに名を連ねるも、快音は響かなかった。2回の第1打席ではカブス先発の左腕、ドルー・スマイリーの速球と変化球を捕らえることができず空振り三振。続く4回の第2打席でも、追い込まれた後の5球目、外に逃げるボールを引っ掛けピッチャーゴロに倒れている。

 第1、第2打席とも、近めに投じられる速球を空振り、最後は外角のボールで仕留められるというパターンが続いた。内角の速いボールを叩けない、苦しい現状が表れた打席となった。

 6回の第3打席でもセンターフライに終わり、9回、最終打席でも特殊なシフトを敷かれた中、セカンドへはじき返しエラーで出塁となったものの、完全に打ち取られた当たりだった。

 これで直近6試合では18打席でわずかに内野安打が1本、月間打率は4月が.185、今月に関してはさらに下回る.145と、復調の兆しが見えない状況が続いている。

 そして、この泥沼から抜け出せない日本人スラッガーに対しては、現地識者からも厳しい反応が寄せられている。

 ピッツバーグで活動するスポーツライター、ジェイソン・シスラー氏は自身のTwitter上で「ヨシ・ツツゴウは現在OPS.488。球団拡張が始まった1961年以降、30試合以上出場したパイレーツの一塁手によるワースト1位」とツイート。さらに「ヨシ・ツツゴウより、一塁手として(同僚の)マイケル・チャビスをプレーさせる必要がある。チャビスは典型的な1Bではないが、ヨシより彼の124 OPS+(リーグ平均からの傑出度を測る指標。100以上だと高いとされる)をラインナップで見たい」と、筒香をベンチに下げるべきと言及している。

 チームとしても勝率は5割を切り、打線全体が低迷しているパイレーツ。その中でも開幕から波に乗り切れずにいる背番号25はなおも我慢の日々が続く。再び、筒香のバットから快音が聞かれる日は訪れるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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