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死球には大ブーイング! 大谷翔平、球場を沸かせるも“天敵”の相手右腕に苦戦して3試合ぶりのノーヒットに

THE DIGEST編集部

2022.05.25

相手右腕ダニングにタイミングが合わなかった大谷。ゆえにこの日はノーヒットとなった。(C)Getty Images

相手右腕ダニングにタイミングが合わなかった大谷。ゆえにこの日はノーヒットとなった。(C)Getty Images

 現地時間5月24日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたテキサス・レンジャーズ戦に「1番・DH」でスタメン出場。2打数無安打(1四球、1死球)を記録。

 1日前の試合で日米通算150号を放ち、状態の良さを感じさせた大谷。しかし、この試合では、通算14打数1安打と苦手としている相手先発右腕デーン・ダニングにやや苦戦を強いられる。初回の第1打席は7球も粘るが空振り三振を喫すると、3回裏の第2打席は初球に当てられて死球で出塁。この時に苦悶の表情を浮かべた背番号17を見るや、球場全体からダニングに大ブーイングが起きた。

 試合はスコアレスのまま迎えた4回裏にホームチームが均衡を破る。相手チームのミスも絡んでいる間にタイラー・ウェイドのタイムリースクイズなどで一挙に4点をもぎ取ったのだ。
 
 そのなかで2死1塁の局面で打席に立った大谷は、ダニングの四隅を突くボールに手が出ない場面が続いたが、フルカウントまで持ち込んで、最後はインローへの際どいボールを見極めて四球で出塁した。

 エンジェルスは先発右腕のノア・シンダーガードが好投を続ける。レンジャーズの反撃を許さずにリードを保つと、5回裏には対ダニングで7打数5安打と相性が良い3番のジャレッド・ウォルシュがソロ本塁打を放って突き放していった。

 チームは着実にリードを広げていった。しかし、大谷のバットからは快音が聞かれない。6回裏にダニングと4度目の対決を迎えたが、初球にインハイへ投じられた85.6マイル(約137.7キロ)のカットボールを打ち損じ……。スイングこそ悪くはなかったが、平凡なライトフライに終わった。

 エンジェルス先発のシンダーガードは、8回表にジョナ・ハイムにソロ本塁打を打たれるも、後続は危なげなくシャットアウト。内野ゴロ「15」をマークする打たせて取る投球で、相手の反撃をこの1点にとどめた。

 最終回にエンジェルスは、中継ぎエースのアーロン・ループが2死から3番のミッチ・ガーバーにソロ本塁打を打たれ、4番のコール・カルフーンは四球で歩かせてピンチを招く。さらに2死1塁からマウンドに立ったクローザーのライセル・イグレシアスも元巨人アドリス・ガルシアにタイムリーヒットを打たれて点差を縮められてしまう。

 それでもクローザーはなんとか踏ん張った。6番のハイムを3球三振に抑え、逃げ切りに成功。エンジェルスがシリーズ初戦を5対2で勝利した。

構成●THE DIGEST編集部

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