現地時間5月29日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたトロント・ブルージェイズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。初回の第1打席に10号先制ソロホームランを放った。
腰の張りもあってか、大谷はそれまで5試合連続無安打だったが、ブルージェイズの先発は通算12打数4安打、打率.333と得意のホゼ・ベリオス。4安打の内訳は二塁打3本に本塁打1本とすべて長打で、5試合ぶりの安打への期待が高まった。
1番テイラー・ウォードが内野ゴロに倒れた後、大歓声の中で打席に入った大谷は落ち着いていた。最初の3球をいずれも見送って、カウントは2-1。続く3球を今度はファウルで粘ってひたすら好球を待った。
忍耐は最高の形でむくわれた。それまで4シーム、チェンジアップ、カーブをかわるがわる投げていたベリオスが、追い込んだ後の7球目に2球続けてカーブを選択。これが真ん中やや低めに入ってきた。
大谷の黒いバットはこれを一閃。打球は鮮やかな弧を描いてライトスタンドへ着弾し、実に26打席の一発で、4度目の2ケタ本塁打に到達した。松井秀喜(7度)に次ぐ日本人史上2人目の快挙達成となった。
構成●SLUGGER編集部
腰の張りもあってか、大谷はそれまで5試合連続無安打だったが、ブルージェイズの先発は通算12打数4安打、打率.333と得意のホゼ・ベリオス。4安打の内訳は二塁打3本に本塁打1本とすべて長打で、5試合ぶりの安打への期待が高まった。
1番テイラー・ウォードが内野ゴロに倒れた後、大歓声の中で打席に入った大谷は落ち着いていた。最初の3球をいずれも見送って、カウントは2-1。続く3球を今度はファウルで粘ってひたすら好球を待った。
忍耐は最高の形でむくわれた。それまで4シーム、チェンジアップ、カーブをかわるがわる投げていたベリオスが、追い込んだ後の7球目に2球続けてカーブを選択。これが真ん中やや低めに入ってきた。
大谷の黒いバットはこれを一閃。打球は鮮やかな弧を描いてライトスタンドへ着弾し、実に26打席の一発で、4度目の2ケタ本塁打に到達した。松井秀喜(7度)に次ぐ日本人史上2人目の快挙達成となった。
構成●SLUGGER編集部