負の連鎖が止まらないロサンゼルス・エンジェルス。球団は不振からの脱却へ向け、布石を打ち、6月7日(現地時間)に約3年間もチームを率いたジョー・マッドン監督を解任し、三塁コーチのフィル・ネビン氏を監督代行に据えた。
同日に迎えたボストン・レッドソックス戦ではネビン監督代行が初めて指揮を執った。選手たちは気持ちを新たに臨むも、5対5で延長戦に突入した10回に、レッドソックスに1点を奪われ、球団ワーストとなる13連敗を喫した。
だが打線が繋がらなかったこれまでの試合と違い、序盤から点を取り合った。初回、大谷翔平がボールカウント1-2とした5球目、外角高めのチェンジアップに反応した。打球を左中間へはじき返し二塁打とすると、続くマイク・トラウトが中越え2ランで先制点を挙げた。
【動画】初回、大谷に続いたトラウト!今季14号となった2ランをチェック
序盤の好ムードで連敗にストップがかかるかと思われたが、3回に球界屈指のスラッガーの身に悲劇が襲った。3対3とした3回1死の場面で、トラウトは右中間へ二塁打を放ち出塁。ところが走塁時に左足股関節付近を痛めたようで、その後大事をとってジョー・アデルと交代した。
トラウトの不在が大きく響いた。彼がつくったチャンスを活かし3回に1点、さらに5回にも1点を追加したが、その後なかなかヒットが出ず。9回に先頭のテイラー・ウォードが二塁打でチャンスを創出するも、活かせず。延長戦で先にレッドソックスに1点を獲られる形で終わった。
試合後、チームの指揮を執ったネビン氏は、「選手のやる気は全く心配ない」と公式メディア『MLB.com』の取材で口にし、「もちろん負けたときは、クラブハウスは静かだ。だけど今日は皆の頑張りを見たでしょ!」と選手のパフォーマンスを猛アピール。
そして「打撃やディフェンスなどで素晴らしいプレーがたくさんあったと思う。ただ、これは野球の試合なので、最終的に我々は悪い方向にいってしまっただけなんです」と悔しさを滲ませた。
途中でやむを得ず離脱したトラウトは、「少し痛いだけ」と現状を話し、「打席から出たときは痛みは感じなかったけど、その後に少しずつ痛みはじめ、二塁に到達したときに鈍い痛みを感じた。我々は素早く対処しようとしただけです」と説明した。
現地時間8日の同カードで、14試合ぶりの白星を挙げられるだろうか…。監督交代という“劇薬”効果を期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
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だが打線が繋がらなかったこれまでの試合と違い、序盤から点を取り合った。初回、大谷翔平がボールカウント1-2とした5球目、外角高めのチェンジアップに反応した。打球を左中間へはじき返し二塁打とすると、続くマイク・トラウトが中越え2ランで先制点を挙げた。
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序盤の好ムードで連敗にストップがかかるかと思われたが、3回に球界屈指のスラッガーの身に悲劇が襲った。3対3とした3回1死の場面で、トラウトは右中間へ二塁打を放ち出塁。ところが走塁時に左足股関節付近を痛めたようで、その後大事をとってジョー・アデルと交代した。
トラウトの不在が大きく響いた。彼がつくったチャンスを活かし3回に1点、さらに5回にも1点を追加したが、その後なかなかヒットが出ず。9回に先頭のテイラー・ウォードが二塁打でチャンスを創出するも、活かせず。延長戦で先にレッドソックスに1点を獲られる形で終わった。
試合後、チームの指揮を執ったネビン氏は、「選手のやる気は全く心配ない」と公式メディア『MLB.com』の取材で口にし、「もちろん負けたときは、クラブハウスは静かだ。だけど今日は皆の頑張りを見たでしょ!」と選手のパフォーマンスを猛アピール。
そして「打撃やディフェンスなどで素晴らしいプレーがたくさんあったと思う。ただ、これは野球の試合なので、最終的に我々は悪い方向にいってしまっただけなんです」と悔しさを滲ませた。
途中でやむを得ず離脱したトラウトは、「少し痛いだけ」と現状を話し、「打席から出たときは痛みは感じなかったけど、その後に少しずつ痛みはじめ、二塁に到達したときに鈍い痛みを感じた。我々は素早く対処しようとしただけです」と説明した。
現地時間8日の同カードで、14試合ぶりの白星を挙げられるだろうか…。監督交代という“劇薬”効果を期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
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