専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

鈴木誠也、復帰は今月下旬に延期と現地報道。カブスGMは「本当に競争できる状態で戻ってくる必要がある」と見解

THE DIGEST編集部

2022.06.13

5月25日の試合中に左手薬指を負傷して戦列を離れている鈴木。果たして復帰の時はいつになるのか。(C) Getty Images

5月25日の試合中に左手薬指を負傷して戦列を離れている鈴木。果たして復帰の時はいつになるのか。(C) Getty Images

 左手薬指の負傷により戦列を離れているシカゴ・カブスの鈴木誠也の復帰が、今月下旬に延期される見込みとなった。

 5月25日の試合中に左手薬指を負傷し10日間の負傷者リスト入りとなった鈴木について、カブスのデビッド・ロス監督が今月10日からのニューヨーク・ヤンキースとの3連戦での復帰を示唆していた。すでにフリー打撃を再開していたことからも、試合出場への期待も高まったものの、いずれのゲームでもベンチ入りメンバーから外れている。球団幹部と医療スタッフの話し合いにより、負傷箇所がまだ完治に至っていないと判断されたと、各メディアが報じている。
 
 シカゴでカブスの情報を発信する『Cubbies Crib』でも、球団GMのコメントを交えながら、鈴木の復帰が見送られたことを伝えている。

 記事では「ヤンキースの大砲の餌食になるのを見るのは歯がゆかったこの週末、セイヤ・スズキはダイヤモンドに戻ってくることは無く、指の腫れが引くのを待つためにさらに日数を擁することとなった」と綴られている。

 その上でカブスのホイヤーGMが「スズキの復帰を見るまでにはしばらくかかるだろう」と語ったとしており、さらに「正直なところ、私はそれでOKだ。なぜなら、今年はメジャーで最初のシーズンであり、大リーグの投手に直面し、今後何をする必要があるかを理解することが本当に重要なのだから」とのコメントを掲載。

 さらに同GMは「彼はこのレベルで本当に競争できるときに戻ってくる必要があり、指が常に腫れている状態では、それを行うのは困難だ」として5日間は打撃練習も行わず、治療に専念することも明かしている。

 また同メディアも「2022年、スズキはまだ成長するための重要なステップを踏む時間がある。カブスは、セイヤ・スズキの長期的な可能性を失わせるようなリスクは冒さないだろう」と述べ、加えて「まだ3か月は野球ができる。ホイヤー氏が言ったように、スズキが100パーセントの状態であることがより重要なのだ」と、延期となった判断に理解を示した。

 そして記事は「下位に沈んでいる今シーズン、この段階でスズキの価値を危険にさらすのは意味がないことだ」という一文により締め括られている。

 回復次第では、治療が長期化する可能性も出てきたとも言われており、再び試合出場が遠のいた感のある鈴木誠也。しかし、記事にもあるように、万全となったコンディションでの復帰を、誰もが望んでいることは明らかだ。

構成●THE DIGEST編集部
大谷翔平&トラウトには「脱帽するばかり」。“アベック弾”を浴びたメッツ右腕が「球界トップクラスだ」と激賞

「これでなぜ毎晩負ける?」大谷翔平&トラウトの猛打を目の当たりにしたメッツ番記者は“疑問”を投げる「本当に不思議」

「信じられないほどのセンスだ」大谷翔平とトラウトのアベック弾を米メディアも称賛!「この競演は実に美しい」

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号