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「オオタニの欠場を悲しむべきではない」大谷翔平のメッツ戦欠場に米識者が持論! 否定的な声にも「アスリートはロボットではない」と主張

THE DIGEST編集部

2022.06.14

メッツ戦を欠場した大谷。現地では賛否両論が巻き起こったが、このたび米識者が見解を示した。(C) Getty Images

 グラウンドに立たずとも、話題の中心には置かれるようだ。

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、現地時間6月12日の本拠地で行なわれたニューヨーク・メッツ戦で出場の機会は無く、今季2度目の完全休養となった。

 1対4とリードされて迎えた9回裏の攻撃時、代打の準備のためグラウンドに姿を現わしたものの、2アウトからカート・スズキが三振に倒れたことで、打席に立つことは無かった。
 
 前日には本塁打を含む3安打3打点の活躍があっただけに、大谷のプレーが観られなかったことには様ざまな声が上がっている。特に、日曜日のゲームということで、観客やテレビ中継の視聴者の目線から、欠場を否定的に捉える現地メディアの意見も少なくなかったという。

 だが、米野球サイト『Halo Hangout』において、ライターのエヴァン・デサイ氏が「オオタニの欠場を悲しむべきではない」と銘打った記事の中で、持論を展開している。

 デサイ氏は、休養となった日曜日のゲームについて「スポーツ界で最も活用されおり、60試合に出場してきた二刀流選手がオフを要求するのは合理的なことだ。昨年(欠場)は7回、61試合を通じては1回しかなかった」と、理解を示す言葉を並べている。

 一方で、「一部の人によると、これはゲームが直面した偉大な茶番であるとのことだ。テレビの視聴率のためにオオタニは怪我をする危険を冒してでも要求に応えなければならないようだ」と、この日中継を行なった米大手テレビ局、関係者から伝えられた不満の声などに反論、その上で「私自身、メディアで働く者として、誰かが怪我をしないようにするために、私のページビューがどうであろうと構わない」と述べた。

 さらに「162試合のシーズンをフルに走りきるための充電をするためには、日曜日に休養日を設けることが不可欠だったのである」として、定期的な休養が必要であると強調した。

 また、デサイ氏は他に、「アスリートはロボットではない。彼らは健康を優先させるに値するのだ。オオタニは誰にも何も借りはない」と主張している。

 今回の欠場は、大谷自身とフィル・ネビン監督代行と十分に話し合った上での決定だったという。エンジェルスは現地時間14日から、開幕から好調のロサンゼルス・ドジャースとのゲームを迎える。休養明け、コンディションを整えた大谷のプレーに、再び期待が集まる。

構成●THE DIGEST編集部
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