ここ数週間の大谷翔平の絶好調ぶりは異次元としか言いようがない。毎年6月に調子が上がるとはいえ、チームがなかなか浮上できないなかで獅子奮迅の戦いぶりは際立っている。
現地時間6月29日、本拠地で行なわれたシカゴ・ホワイトソックス戦では、リアル二刀流として先発登板した大谷は、6回途中(108球)無失点、5安打、11奪三振と好投。打っては3打数無安打、1四球に終わったものの、チームを4対1の勝利に導き、今季7勝目を手にした。そして、大谷はこの勝利でメジャー通算20勝を達成している。
投手としての6月の成績は4勝1敗、防御率1.52、38奪三振、連続無失点を自己最長の21回3分の2に伸ばしている。6月9日以降に限れば4先発で4勝、防御率も0.34と驚愕の数字を残している。
打者としての6月の成績は、打率298、6本塁打、17打点、OPSは.972を記録している。そして9日以降は打率.355、OPSは1.189と圧巻のパフォーマンスを示した。とりわけ、この3週間の投打にわたる活躍は凄まじく、そんな大谷に米メディアからは6月の月間MVP当確の声が上がっている。
シカゴのメディア『Bleacher Nation』のパトリック・フラワーズ記者は「オオタニはまさに別次元の選手である」と激賞。また、この大谷の活躍を絶賛する他のメディア記者の声も紹介している。
「大谷がやっていることを多くの人は当然と思っているが、そうではない。これは一生に一度のショーだ」(ジェフ・パッサン氏/ESPN)
「大谷翔平は最も支配的な投手の一人であり、また年間40本のホームランを打っている。私は彼が現実のものとは信じられない」(ベン・バーランダー氏/FOX SPORTS MLBアナリスト)
こうした大谷の活躍がある一方で、ホワイトソックス戦は勝ち越したエンジェルスだが、5月に続き6月も負け越しに終わり、37勝41敗でア・リーグ西地区3位、ワイルドカード争いも5ゲーム差と苦しい状況にある。
フラワーズ記者も、大谷とエンジェルスの現状を見るにつけ、「あとは、10月に彼を見せられるようなチームでプレーしてくれればいいのだが……」と嘆息する。同記者が言うように大谷が望んでいることはポストシーズン進出だろう。
マッドン監督を電撃解任しても一向にチーム成績が上向きにならないエンジェルス。ここ最近頻繁にメディアの話題に上る大谷のトレードの話題も投手陣のふがいなさによるエンジェルスの低迷ぶりにファンやメディアが業を煮やし始めたことも一理あるのではないだろうか。
7月1日からはア・リーグ首位のヒューストン・アストロズとの3連戦が待っている。ポストシーズンへの可能性をつなぎ止めるためには、6月のように大谷が投打ともに大暴れするのを大いに期待はするが、エンジェルスの投手陣の奮起にも期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
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現地時間6月29日、本拠地で行なわれたシカゴ・ホワイトソックス戦では、リアル二刀流として先発登板した大谷は、6回途中(108球)無失点、5安打、11奪三振と好投。打っては3打数無安打、1四球に終わったものの、チームを4対1の勝利に導き、今季7勝目を手にした。そして、大谷はこの勝利でメジャー通算20勝を達成している。
投手としての6月の成績は4勝1敗、防御率1.52、38奪三振、連続無失点を自己最長の21回3分の2に伸ばしている。6月9日以降に限れば4先発で4勝、防御率も0.34と驚愕の数字を残している。
打者としての6月の成績は、打率298、6本塁打、17打点、OPSは.972を記録している。そして9日以降は打率.355、OPSは1.189と圧巻のパフォーマンスを示した。とりわけ、この3週間の投打にわたる活躍は凄まじく、そんな大谷に米メディアからは6月の月間MVP当確の声が上がっている。
シカゴのメディア『Bleacher Nation』のパトリック・フラワーズ記者は「オオタニはまさに別次元の選手である」と激賞。また、この大谷の活躍を絶賛する他のメディア記者の声も紹介している。
「大谷がやっていることを多くの人は当然と思っているが、そうではない。これは一生に一度のショーだ」(ジェフ・パッサン氏/ESPN)
「大谷翔平は最も支配的な投手の一人であり、また年間40本のホームランを打っている。私は彼が現実のものとは信じられない」(ベン・バーランダー氏/FOX SPORTS MLBアナリスト)
こうした大谷の活躍がある一方で、ホワイトソックス戦は勝ち越したエンジェルスだが、5月に続き6月も負け越しに終わり、37勝41敗でア・リーグ西地区3位、ワイルドカード争いも5ゲーム差と苦しい状況にある。
フラワーズ記者も、大谷とエンジェルスの現状を見るにつけ、「あとは、10月に彼を見せられるようなチームでプレーしてくれればいいのだが……」と嘆息する。同記者が言うように大谷が望んでいることはポストシーズン進出だろう。
マッドン監督を電撃解任しても一向にチーム成績が上向きにならないエンジェルス。ここ最近頻繁にメディアの話題に上る大谷のトレードの話題も投手陣のふがいなさによるエンジェルスの低迷ぶりにファンやメディアが業を煮やし始めたことも一理あるのではないだろうか。
7月1日からはア・リーグ首位のヒューストン・アストロズとの3連戦が待っている。ポストシーズンへの可能性をつなぎ止めるためには、6月のように大谷が投打ともに大暴れするのを大いに期待はするが、エンジェルスの投手陣の奮起にも期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
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