現地時間７月２日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が、敵地で行なわれたヒューストン・アストロズ戦に「３番・DH」で先発出場。４打数無安打に抑え込まれ、チームも１対９で力なく敗れた。

　前日の同カードで今季第18号ホームランを放っていた大谷。この日は通算で９打数３安打（１本塁打）の打率.333と相性の良いホゼ・ウルキーディに苦戦を余儀なくされる。初回の第１打席は内角低め、続く３回の第２打席は外角低めへの、それぞれスライダーを打たされてファーストゴロに倒れた。

　好調の大谷が抑え込まれたエンジェルスは、アストロズに先手を取られる。先発左腕のパトリック・サンドバルが、初回に３点を失うと、続く２回にはマーティン・マルドナードに痛恨の２ランホームランを被弾。あっという間に５点差とされた。

　３回にテイラー・ウォードのソロホームランで反撃に出ていたエンジェルスだが、ウルキーディの緩急を使った投球に苦闘。６回に第３打席を迎えた大谷は、ふたたび外角低めのボールになるスライダーを打たされ、ボテボテのセカンドゴロに凡退した。
  　６回から継投に踏み切ったエンジェルスだったが、これが裏目に出る。２番手としてマウンドに上がったアンドリュー・ワッツが先頭のマルドナードに２本目の一発を浴びると、続くホゼ・アルトゥーベにもライトにホームランを打たれてしまったのだ。

　さらに７回にカイル・タッカーとチャズ・マコーミックにそれぞれソロホームランを打たれてダメ押されたエンジェルスは、遠のいた相手に追いすがれず……。大谷は８回に第４打席に立ったが、センターフライと凡退。先月29日のシカゴ・ホワイトソックス戦以来となるノーヒットに終わった。

　先手を取られてから、そこから相手投手陣の小気味いい投球に気おされてしまったエンジェルスは連敗。同地区首位を独走するライバルを相手に５発も打たれて良いようにやられてしまっただけに、明日の試合ではなんとか悪い流れを絶ちたいところだ。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】昨季はMVPを獲得！更なる飛躍を目指しMLB2022シーズンで躍動する大谷翔平を特集！

【関連記事】大谷翔平の“まさかの勘違い”シーンが話題！審判にフレンドリーに挨拶を交わす姿に現地記者は爆笑「友達じゃないよ」

【関連記事】大谷翔平のMVP獲得に米記者が独自見解。「多くの人が“落ち目だ”と考えるような年」でも“可能性”が消えない理由