球場全体もどよめくような際どい判定が物議を醸している。
事の発端となったのは、現地時間7月12日に行なわれたヒューストン・アストロズ戦で、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が、6回に3度目の打席に立った際の一コマだ。
左右に身体を揺らして投げ込む「ゆりかご投法」で投げ込んでくる相手先発の右腕ルイス・ガルシアとの対戦で、四球、中直として迎えたこの場面でもタイミングをずらされ、たった2球で追い込まれてしまう。
そして相手バッテリーが勝負にきた3球目が物議を醸すそれとなった。ガルシアが投じた83.9マイル(約135キロ)のカットボールはインローにズバッと決まると、球審のジェフ・ネルソンは「ストライクッ!スリーッ!」とコール。あっさりと見逃し三振を喫してしまった大谷だが、いぶかし気な表情でネルソンに目線を向けると、「ノーだよ。これはボールだ」と首を振りながらベンチへと引き下がっていった。
たしかに際どい判定ではあった。実際にMLBの公式チャートではボールゾーンではあるものの、ストライクゾーンをわずかにかすめているように見えなくもない。これを肉眼で完璧にジャッジするのは、名うての球審ですら容易ではない。
とはいえ、大谷が珍しくフィールド上で苛立ったジャッジは、米識者間でも賛否両論を呼んでいる。全米記者協会にも登録されているマリ・モンタス記者が「ガルシアはオオタニを打席に釘付けにした。リプレイでも見てもストライクゾーンへのボールだと分かる」と強調すれば、同じくJ.P.フーンストラ記者は「際どい判定でボールに近い1球だ」としつつ、「オオタニは少ない言葉、それも英語で判定に対する怒りを露わにした」と伝えている。
この日、4打席に立ってノーヒットと完全にシャットアウトされた大谷。主砲が封じられてしまったエンジェルスも5対6と接戦を落としている。
構成●THE DIGEST編集部
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左右に身体を揺らして投げ込む「ゆりかご投法」で投げ込んでくる相手先発の右腕ルイス・ガルシアとの対戦で、四球、中直として迎えたこの場面でもタイミングをずらされ、たった2球で追い込まれてしまう。
そして相手バッテリーが勝負にきた3球目が物議を醸すそれとなった。ガルシアが投じた83.9マイル(約135キロ)のカットボールはインローにズバッと決まると、球審のジェフ・ネルソンは「ストライクッ!スリーッ!」とコール。あっさりと見逃し三振を喫してしまった大谷だが、いぶかし気な表情でネルソンに目線を向けると、「ノーだよ。これはボールだ」と首を振りながらベンチへと引き下がっていった。
たしかに際どい判定ではあった。実際にMLBの公式チャートではボールゾーンではあるものの、ストライクゾーンをわずかにかすめているように見えなくもない。これを肉眼で完璧にジャッジするのは、名うての球審ですら容易ではない。
とはいえ、大谷が珍しくフィールド上で苛立ったジャッジは、米識者間でも賛否両論を呼んでいる。全米記者協会にも登録されているマリ・モンタス記者が「ガルシアはオオタニを打席に釘付けにした。リプレイでも見てもストライクゾーンへのボールだと分かる」と強調すれば、同じくJ.P.フーンストラ記者は「際どい判定でボールに近い1球だ」としつつ、「オオタニは少ない言葉、それも英語で判定に対する怒りを露わにした」と伝えている。
この日、4打席に立ってノーヒットと完全にシャットアウトされた大谷。主砲が封じられてしまったエンジェルスも5対6と接戦を落としている。
構成●THE DIGEST編集部
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