記録づくめの快投となった。現地時間7月13日に行なわれたヒューストン・アストロズ戦に、「1番・DH兼投手」として先発した大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。
アメリカン・リーグ西地区の首位チームを相手に、背番号17は投打で異彩を放った。投げては6回(105球)1失点、4安打、12奪三振で今季9勝目(4敗)。打っては2点タイムリー三塁打を放つなど、3打数2安打2打点、(1四球)と自らを援護する活躍ぶりだった。
エンジェルスの先発投手としては、1972年6月27日のノーラン・ライアン以来、実に50年ぶりとなる三塁打を放ち、球団史に名を刻んだ大谷。さらに最速101マイル(約162.5キロ)の剛速球と切れ味鋭いスライダーを軸にしたピッチングで4登板連続となる二桁奪三振を記録したのだが、こちらは球団ではライアン、日本人では野茂英雄に続く快挙となった。
なお、この試合をエンジェルスは7対1と勝利したのだが、直近13試合で彼らが挙げた3勝はすべて大谷によってもたらされたものとなっている。前々からネット上で“大谷でしか勝たん”と皮肉られてきたのが、現実のものとなっているのだ。
双肩にチームの命運が懸かっている。そんな重圧をもろともしない大谷には、百戦錬磨の敵将もただただ賛辞を贈るほかにない。アストロズの指揮官ダスティー・ベイカーは試合後に「彼は“オールスター級”の選手なんかじゃない。メガスターなんだ」と絶賛した。
御年73歳になる勝負師は、それこそ29年を誇るMLBでの監督キャリアで、バリー・ボンズやケン・グリフィーJr.など数多のトップスターたちを指導してきた。そんなベイカーからしても「オオタニは別格だ」という。
「オオタニは打者としても、投手としてもトップクラスの実力がある。それに何より彼は頭がいい。試合でのプレーぶりを見ればわかるが、才能もあるうえに、本当に頭がいいんだ」
目利きのベイカーが幾度となく公然と賛辞を贈る。この事実こそが、大谷の傑物ぶりを物語っている。
構成●THE DIGEST編集部
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アメリカン・リーグ西地区の首位チームを相手に、背番号17は投打で異彩を放った。投げては6回(105球)1失点、4安打、12奪三振で今季9勝目(4敗)。打っては2点タイムリー三塁打を放つなど、3打数2安打2打点、(1四球)と自らを援護する活躍ぶりだった。
エンジェルスの先発投手としては、1972年6月27日のノーラン・ライアン以来、実に50年ぶりとなる三塁打を放ち、球団史に名を刻んだ大谷。さらに最速101マイル(約162.5キロ)の剛速球と切れ味鋭いスライダーを軸にしたピッチングで4登板連続となる二桁奪三振を記録したのだが、こちらは球団ではライアン、日本人では野茂英雄に続く快挙となった。
なお、この試合をエンジェルスは7対1と勝利したのだが、直近13試合で彼らが挙げた3勝はすべて大谷によってもたらされたものとなっている。前々からネット上で“大谷でしか勝たん”と皮肉られてきたのが、現実のものとなっているのだ。
双肩にチームの命運が懸かっている。そんな重圧をもろともしない大谷には、百戦錬磨の敵将もただただ賛辞を贈るほかにない。アストロズの指揮官ダスティー・ベイカーは試合後に「彼は“オールスター級”の選手なんかじゃない。メガスターなんだ」と絶賛した。
御年73歳になる勝負師は、それこそ29年を誇るMLBでの監督キャリアで、バリー・ボンズやケン・グリフィーJr.など数多のトップスターたちを指導してきた。そんなベイカーからしても「オオタニは別格だ」という。
「オオタニは打者としても、投手としてもトップクラスの実力がある。それに何より彼は頭がいい。試合でのプレーぶりを見ればわかるが、才能もあるうえに、本当に頭がいいんだ」
目利きのベイカーが幾度となく公然と賛辞を贈る。この事実こそが、大谷の傑物ぶりを物語っている。
構成●THE DIGEST編集部
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