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「どうしてもっと大きな話題とならないのか?」大谷翔平の球界外での知名度に米識者から不満も「過小評価されている」と見解

THE DIGEST編集部

2022.07.17

二刀流の活躍はもっと話題を集めていいとする現地識者も少なくないようだ。(C) Getty Images

二刀流の活躍はもっと話題を集めていいとする現地識者も少なくないようだ。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、現地時間16日に行なわれたロサンゼルス・ドジャース戦に「2番・指名打者」で出場、2本のシングルヒットを放ち、3試合ぶりとなるマルチ安打を記録した。

 前半戦最後となったこのゲームで、エンジェルスは1対7と大敗を喫するも、自身は好結果を残して締め括っている。オールスター出場を挟んで、後半でも20本目の本塁打や、チームの勝利を呼び込む打撃が期待される。

 また、投手としても現在6連勝中で、すでに前年の勝ち数である9勝を記録、ベーブ・ルース以来104年ぶりとなる二桁勝利・二桁本塁打にも王手をかけており、後半戦での達成はほぼ確実だ。

【動画】前半戦をマルチ安打締め! 大谷翔平の第3打席の痛烈ヒットをチェック

 早くも2年連続MVP受賞についての可能性も論じられるなど、エンジェルスの背番号17はスーパースターとしての階段を上り続けている。

 しかし、シーズンを折り返した現在、大谷の活躍がクローズアップされていくほど、米球界以外ではその名が叫ばれていないと不満を募らせている識者もいるようだ。米ニュースサイト『OUTKICK』のポール・クハースキー記者が同メディアの記事の中で、『二刀流スター』への想いを綴っている。

 クハースキー氏は「ショウヘイ・オオタニという選手、そして、ロサンゼルス・エンジェルス・オブ・アナハイムの投手兼DHの二刀流は、どうしてもっと大きな話題になっていないのか?」と大谷の知名度についての疑問を投げかけている。

 その上で「オオタニ以前で、投・打でプレーしたのは1919年のベーブ・ルースのみだ。100年もの間、野球の二刀流選手が活躍するという事実だけでなく、野球のピッチャーがわずかでも良い打撃を期待されることでさえ、想像を絶することだった」として大谷の偉業を強調。さらに「私の53年間の生涯で、おそらく最も過小評価されているアスリートだ」と心境を明かした。

 他にも、野球ファン以外の人々に対し「野球の試合は見なくてもいい。でもハイライトを観てそれを子供たちと共有すべきだ。あなたの家族の曾祖父母、あるいはもっと昔から誰も見たことがないようなクレイジーな展開が繰り広げられていることを伝えるべきだ」と強く訴えている。

 スポーツ記者歴22年というクハースキー氏は「彼にふさわしい地位を与えるべきだ」とも述べている。オールスター、さらにシーズン後半でも驚異的なプレーを披露し『ショウタイム』のインパクトはさらに多くの人々に届くはずだ。

●THE DIGEST編集部
【動画】シフトを射抜く痛烈な打球!大谷翔平の第4打席のヒットもチェック

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