現地時間8月2日に迫ったトレード・デッドラインに向け、メジャーリーグでは移籍に関する話題が錯綜。そのなかでひと際話題となったのは、ロサンゼルス・エンジェルスが大谷翔平を今夏は放出しない見込みだというニュースだった。
米紙『New York Post』の敏腕ジョン・ヘイマン記者が伝えたところによれば、トレード期限の締め切りが差し迫った状況下で、エンジェルスのもとには、複数球団からオファーが。とりわけニューヨーク・ヤンキース、サンディエゴ・パドレス、シカゴ・ホワイトソックスは獲得に本腰を入れていたという。
しかし、エンジェルスはマイク・トラウトとアンソニー・レンドーンという主力クラスが、相次いで故障離脱中というチーム状況から放出を断念。枯渇気味になっているマイナー組織を潤わせる方針転換ではなく、チームの完全な瓦解を避ける決意を固めた形となった。
今季も二刀流で当たり前のように快進撃を続けている大谷。それだけに交渉をまとめきれなかった球団からすれば、いささかの悔恨の念があるのかもしれない。ヤンキースの専門メディア『Pinstrip Ealley』は、『New York Post』の報道を伝えたうえで、こう惜しんだ。
「我がヤンキースは二刀流スターであるショウヘイ・オオタニに本気のオファーを出していた。エンジェルスは、そのオファーに耳を傾ける姿勢を見せたが、どうやらスーパースターの移籍を断念した。オオタニが伝統のピンストライプのユニホームで、比類なき才能を発揮する機会を得るのは素晴らしいことだっただけに残念である」
仮にヤンキースへの入団が決まっていた場合、期待は高まっていたに違いない。あの"野球の神様"ベーブ・ルースの古巣というだけでなく、現在アメリカン・リーグで43本塁打を放ち、MVPの有力候補と目されるアーロン・ジャッジとも同僚となっていたのだ。それだけに『Pinstrip Ealley』のように惜しむ声は小さくない。
もっとも、大谷は2023年シーズン終了後にはFA(フリーエージェント)となる。そのため、将来的なヤンキース入りが完全に消滅したわけではない。今オフ以降、偉才の動向は、ふたたび話題となるのは必至である。
構成●THE DIGEST編集部
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しかし、エンジェルスはマイク・トラウトとアンソニー・レンドーンという主力クラスが、相次いで故障離脱中というチーム状況から放出を断念。枯渇気味になっているマイナー組織を潤わせる方針転換ではなく、チームの完全な瓦解を避ける決意を固めた形となった。
今季も二刀流で当たり前のように快進撃を続けている大谷。それだけに交渉をまとめきれなかった球団からすれば、いささかの悔恨の念があるのかもしれない。ヤンキースの専門メディア『Pinstrip Ealley』は、『New York Post』の報道を伝えたうえで、こう惜しんだ。
「我がヤンキースは二刀流スターであるショウヘイ・オオタニに本気のオファーを出していた。エンジェルスは、そのオファーに耳を傾ける姿勢を見せたが、どうやらスーパースターの移籍を断念した。オオタニが伝統のピンストライプのユニホームで、比類なき才能を発揮する機会を得るのは素晴らしいことだっただけに残念である」
仮にヤンキースへの入団が決まっていた場合、期待は高まっていたに違いない。あの"野球の神様"ベーブ・ルースの古巣というだけでなく、現在アメリカン・リーグで43本塁打を放ち、MVPの有力候補と目されるアーロン・ジャッジとも同僚となっていたのだ。それだけに『Pinstrip Ealley』のように惜しむ声は小さくない。
もっとも、大谷は2023年シーズン終了後にはFA(フリーエージェント)となる。そのため、将来的なヤンキース入りが完全に消滅したわけではない。今オフ以降、偉才の動向は、ふたたび話題となるのは必至である。
構成●THE DIGEST編集部
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