MLB

大谷翔平の去就の話題は尽きず! 「トレードは現実的ではない」と説く米専門メディアが指摘した新天地候補は?

THE DIGEST編集部

2022.08.08

エンジェルスで『勝利』に飢える大谷。そんな偉才の獲得に臨む球団は少なくない。(C)Getty Images

 現地時間8月2日のトレードデッドラインが過ぎてもなお、球界屈指の偉才の動向は話題性が尽きない。ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平だ。

 今夏のMLBトレード市場では、例年と同様に多くの大物選手たちの動きが目立った。そのなかで大谷の動向も話題となったのは記憶に新しい。米紙『New York Post』の敏腕記者であるジョン・ヘイマン氏のレポートでは、期限の直前にはニューヨーク・ヤンキースら12球団がエンジェルスに移籍の実現性を問い合わせていた報じられた。

 球界で唯一無二の二刀流戦士の放出を拒んだアルベルト・モレーノオーナーの意向も影響したため、少なくとも今季はエンジェルス残留が決定した。しかし、来オフにFA(フリーエージェント)となる大谷の動向には、いまだに熱視線が送られている。

 今夏に獲得が囁かれた球団の一つであるヤンキース。そんな名門のありとあらゆる情報を発信し続けている専門メディア『Yanks Go Yard』は、「オオタニのトレードは決して現実的とは思えなかったが、チームがつまずき続けるなかで、彼がアナハイムでの時間は長くないかもしれない」と、大谷がFAとなる可能性を説いた。
 
 また、球界屈指の金満球団ロサンゼルス・ドジャースも大谷の動向を注視し続けているという。今夏にホアン・ソトの獲得競争に参戦するも、同地区のライバル、サンディエゴ・パドレスに競り負けていた同球団は、大谷の獲得に燃えている。専門メディア『Dodgers Way』は、「ドジャースの幹部はオオタニが23年以降にFAになると確信しており、激戦必至の競争に参加する準備が出来ている」と伝えた。

「ロサンゼルスという地理的には最高だが、エンジェルスに愛着を抱いているオオタニがモラル的にオファーを飲んでくれるかはわからない。そうなった場合には、一部で有力視されているサンフランシスコ・ジャイアンツやライバル球団との争いは激しさを増すだろう」

 かねてからチームでの"勝利"を追い求め、それを惜しげもなく公言してきた大谷。はたして、彼の壮大な夢を叶える球団はいったいどこになるのか。当代屈指の天才への興味は尽きない。

構成●THE DIGEST編集部

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