専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

千賀滉大の移籍有力候補はカブス? NPBでの安定した成績に米メディアは「一発屋からは程遠い」と絶賛

THE DIGEST編集部

2022.08.11

投手補強が必要なカブスが千賀を獲得するのではないかと、予想されている。写真:徳原隆元

投手補強が必要なカブスが千賀を獲得するのではないかと、予想されている。写真:徳原隆元

 夏場の激しい争いが続いているメジャーリーグ。トレード市場が幕を下ろし、終盤戦の行方に注目が集まるなか、早くもシーズンオフの話題も聞こえてきている。

 今月に入ってから福岡ソフトバンクホークスの千賀滉大が、MLBに移籍するというトピックが米メディアより配信された。海外FA資格を有する29歳に対し、今オフにメジャー球団が獲得に動く可能性があるいうのだ。そして現地時間10日、専門メディア『Fan Sided』のマーク・パウエル氏は話題の移籍情報についてさらに踏み込んだ。

 まず、同氏は「センガはワールド・ベースボール・クラシックでMLBの打者と対戦した経験がある。もし彼が米国への移籍を望むのであれば、今でなければならない。彼は次のシーズンが始まる頃には30歳になっている」と今オフの移籍を推挙。そして獲得に乗り出す球団としてシカゴ・カブスを挙げた。

 【動画】メジャー移籍“濃厚”な千賀滉大が魅せる、圧巻の剛速球をチェック

「カブスとしては昨年獲得したマーカス・ストローマンに続く投手補強が必要であり、今オフ投手陣の充実を図る。NPBのスラッガー、セイヤ・スズキを獲得した1年後、シカゴは日本のエースであるセンガを獲得することができるかもしれない」

 また、パウエル氏はカブスの鈴木について「スズキはMLBにかなり馴染んでいるが、ここまで苦悩がなかったわけではない。打率.249、出塁率.320、長打率.423のスラッシュラインを残すなかで、相手投手の変化に適応するのに苦戦した」と振り返ったうえで、同じ日本人である千賀について以下のようにまとめている。
 
「センガも、きっと同じ困難に直面するだろう。外国人選手は、ときどき早い段階でMLBで成功するが、いざスカウトされると適応するのに苦労する」

 今季16試合で登板し防御率2.05、115奪三振、被安打74安定した成績を残す29歳。これを踏まえた同メディアは、「彼は一発屋からは程遠い。センガは10年間、日本のトップ5投手として活躍してきた」と高く評価した。

 トピックの終わりには、「シカゴはおそらく親しみを込めて彼を採用することができ、すでに優位に立っている」とも結んでいる。果たして日本球界屈指の右腕は、来季どのチームでプレーするだろうか。今後さらに過熱していく移籍報道に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】千賀滉大は今オフにメジャー移籍と米敏腕記者が報道! 元楽天左腕は「クローザー適性」を示唆し、“球の速い佐々木主浩”と評価

【関連記事】メジャー挑戦報道の千賀滉大は「魅力的な存在」。米メディアがFA市場での獲得競争を予測「ゴーストフォークは破壊的」

【関連記事】筒香嘉智の勝利貢献度は「693人中693位」。必然だった“3度目の戦力外”通告
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号