ついにその瞬間が訪れた。
現地時間8月9日に敵地で行なわれたオークランド・アスレティックス戦で、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は「2番・DH兼投手」として先発。投げては6回(91球)を被安打4、奪三振5、与四球3、無失点と好投。打っては7回の第3打席に25号ホームランをマーク。チームも5対1と勝利して、往年の大打者ベーブ・ルースが1918年に記録して以来となる「シーズン2桁勝利&2桁本塁打」を達成したのである。
自己ワーストとなる3連敗と足踏みが続いていたなかで、ようやく金字塔は打ち立てられた。
この日は初回を自己最少となる5球でピシッと締めた大谷は、その後も危なげなくアスレティックス打線を抑え込む。3回にラモン・ローレアーノのピッチャーライナーが左足のすね部分を直撃し、思わず苦悶の表情を浮かべるほどのアクシデントに見舞われたものの、偉才は気力でマウンドに立ち続けた。
結局、6回を無失点で投げ抜いた「投手・大谷」。そんなエースの奮闘に味方打線も応えて6回までに4番テイラー・ウォードの3ラン本塁打などで4点を奪取。そして、7回には「打者・大谷」がライトスタンドに5試合ぶりとなる25号アーチで援護した。
7回にベンチに退いた大谷。だが、この日は中継ぎ陣がアスレティックスの追い上げをかわし、見事に快挙は達成されたのである。
“野球の神様”と称されるルースの大記録に並んだのもさることながら、この試合で大谷は史上初となる2シーズン続けての「25本塁打以上&150奪三振以上」も達成。まさに球史に残るプレーヤーとしての力を存分に発揮したと言える。
無論、現地記者も誰もが不可能と考えた「神に並んだ男」へ驚きを隠さない。米放送局『FOX Sports』のアナリストを務めているベン・バーランダー氏が「これぞ歴史だ!」と称えれば、米メディア『The Athletic』などに寄稿しているブレント・マグワイア記者は「オオタニはベーブ・ルース以来、初めて2桁勝利と2桁本塁打をやってのけた選手になった。これは公式だ」と驚嘆した。
何度もあった試練を乗り越え、伝説的なプレーヤーに肩を並べた大谷。彼の歴史的な活躍からは、まだまだ目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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自己ワーストとなる3連敗と足踏みが続いていたなかで、ようやく金字塔は打ち立てられた。
この日は初回を自己最少となる5球でピシッと締めた大谷は、その後も危なげなくアスレティックス打線を抑え込む。3回にラモン・ローレアーノのピッチャーライナーが左足のすね部分を直撃し、思わず苦悶の表情を浮かべるほどのアクシデントに見舞われたものの、偉才は気力でマウンドに立ち続けた。
結局、6回を無失点で投げ抜いた「投手・大谷」。そんなエースの奮闘に味方打線も応えて6回までに4番テイラー・ウォードの3ラン本塁打などで4点を奪取。そして、7回には「打者・大谷」がライトスタンドに5試合ぶりとなる25号アーチで援護した。
7回にベンチに退いた大谷。だが、この日は中継ぎ陣がアスレティックスの追い上げをかわし、見事に快挙は達成されたのである。
“野球の神様”と称されるルースの大記録に並んだのもさることながら、この試合で大谷は史上初となる2シーズン続けての「25本塁打以上&150奪三振以上」も達成。まさに球史に残るプレーヤーとしての力を存分に発揮したと言える。
無論、現地記者も誰もが不可能と考えた「神に並んだ男」へ驚きを隠さない。米放送局『FOX Sports』のアナリストを務めているベン・バーランダー氏が「これぞ歴史だ!」と称えれば、米メディア『The Athletic』などに寄稿しているブレント・マグワイア記者は「オオタニはベーブ・ルース以来、初めて2桁勝利と2桁本塁打をやってのけた選手になった。これは公式だ」と驚嘆した。
何度もあった試練を乗り越え、伝説的なプレーヤーに肩を並べた大谷。彼の歴史的な活躍からは、まだまだ目が離せない。
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