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また“史上最高のドクターK”に並んだ! 大谷翔平の奪三振がふたたび眠っていた記録を呼び覚ます「いったいどういうことだ」

THE DIGEST編集部

2022.08.16

往年の名投手ライアン(右)が残した奪三振記録に、大谷(左)も見事に並んでみせた。(C)Getty Images

 打つたび、投げるたびに球史の残る記録を塗り替えてきたと言っても過言ではない偉才が、ふたたび眠っていたレコードを呼び覚ました。

 現地時間8月15日に行なわれたシアトル・マリナーズ戦に「2番・DH兼投手」で先発登板を果たした大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、6回2失点と好投。惜しくも11勝目は挙げられず、チームも2対6で敗れたが、今季12度目のクオリティースタート(QS)を達成。先発投手としてこれ以上にない役目は果たした。

 この試合でエンジェルスの背番号17は8奪三振をマーク。今季の総計数を165にまで積み上げたのだが、それは球界のレジェンドに肩を並べる大記録となった。というのも、同球団において先発としての20登板で165個以上の奪三振を記録したのは、ノーラン・ライアン(73年、77年)以来史上2人目だったのだ。

 ライアンは言わずと知れた剛腕で、その奪三振能力はケタ違いだ。通算数は5714で歴代最多。いわば、彼は史上最高のドクターKなのである。球団記録とはいえ、そんなレジェンドに「投手・大谷」は肩を並べた。やはりあっぱれと言うほかない。
 
 また、この試合で8回の第4打席に内野安打を記録した大谷は、今季の出塁数を168に伸ばした。およそ165奪三振以上をマークした投手とは思えない数字だけに、米野球専門データ会社『Codify』は公式ツイッター上で、次のように驚嘆した。

「いったいどういうことだ。我々はいったい何について書いているんだ?」

 ただただ驚くほかにない大谷の投打の活躍。ハイレベルに二刀流をこなす男はこれからどれだけの記録を打ち破るのか。その異次元のパフォーマンスから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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