“二刀流”として桁違いのパフォーマンスを見せる大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）にチームメイトも賛辞を贈る。

　現地時間９月10日のヒューストン・アストロズ戦で５回79球を投げ、被安打６、１失点、７奪三振で12勝目を挙げた大谷。右手のマメが潰れるアクシデントが起きたものの、翌日の同カードでは初回に34号２ランを放つなど４打数２安打、２打点、１四球とファンの心配を吹き飛ばす活躍を見せた。

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　連日のようにアメリカン・リーグMVPの期待が高まる28歳。２年連続での受賞にストップをかけるのは、今季55発を撃ち込むニューヨーク・ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジだ。

　だが11日の試合、エンジェルスの遊撃手アンドリュー・ベラスケスは「ジャッジがやっていることは歴史的なこと。去年チームメイトとして彼のプレーを間近で見た。彼はとても価値がある選手だけど…」と公式メディア『MLB.com』の前で切り出し、大谷のMVP受賞を推した。
  「ショウヘイと同じことは誰にも出来ない。ショウヘイは一流の打者であり投手で、一生に一度の選手だ」

　同様にフィル・ネビン監督代行も「投打ともに彼がやっていることを続ければ、MVPは彼のものだと思う」とサムライを後押しし、「彼がやっていることは誰も真似できない。MVPはゲームで最高の選手であり最も価値のある選手が手にするものだと思っている。まさに我々のショウヘイのことだ」と力を込めた。

　昨年に続き今季も野球界を沸かせる二刀流スター。アメリカン・リーグMVPの行方に関係者らも熱視線を注いでいるようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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