現地時間９月12日、MLB公式サイトは、ヤクルトの本塁打王を狙う村上宗隆についての特集記事を掲載。「ジャッジだけじゃない！ホームラン王を目指すスラッガーは海を渡った場所にも存在する」と銘打ち、燕の若き主砲を紹介した。

【動画】「神宮球場の誰もが確信」驚愕の特大アーチ！ “村神様”の54号をチェック

　まず同メディアは、冒頭で「ムネタカ・ムラカミはまさに逸材だ」と記述。ア・リーグの本塁打ランキングで首位を独走するアーロン・ジャッジ（ニューヨーク・ヤンキース）と通算本塁打数で歴代単独４位のアルバート・プーホルス（セントルイス・カーディナルス）を例に挙げたうえで、日本のファンに同意を求めた。

「歴史的な偉業達成を前にしたとき、野球ファンの行動に変化が起こる。順位表を確認する前に『ねえ、今夜ジャッジとアルバートは、ホームランを打った？』と尋ねるようになる。ムラカミのおかげで、日本のファンもきっと共感してくれるだろう」

　さらに同メディアは、ヤクルトのチームメイトが明かしたコメントを紹介。今季途中に加入した新助っ人、キブレハンは22歳をこう称えている。

「彼は特別な人間であり、スーパースターに必要なものをすべて兼ね備えているよ。まだ若いのに、誰に対しても謙虚で敬意を払う。ムラカミのユニホームを着たファンは多く、彼は日本全国を席巻している。彼を一目見ようとホテルで待ち伏せしているファンもいるよ。まるでロックスターとプレーしているようなものだ」
  　また同メディアは、“村神様”の名称についても言及。「本来は村上だが、『神』はゴッドを意味することから、新聞記者たちは“村神様”と表現している」と説明した。

　なお、９月13日の巨人戦で今季54号＆55号を記録し、1964年の王貞治（巨人）に肩を並べた村上。“村神様”の勢いは誰も止められなさそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】途轍もない確信弾に神宮騒然！ 村上宗隆、歴代５位バースに並ぶ54号アーチ！ 巨人・菅野の直球を右翼席上段へ運ぶ

【関連記事】王貞治、落合博満、バースらはいかに“偉業”をやってのけたのか？ 村上宗隆が迫る金字塔の到達者たち【三冠王列伝】＜SLUGGER＞

【８月の投打部門別ベスト３：セ・リーグ】五冠の“村神様”は８月も月間MVP確定！投手部門では今永・山﨑のDeNAコンビが光る＜SLUGGER＞