MLBもシーズンが佳境を迎え、さまざまな“争い”に注目が集まっている。そうしたなかで小さくない論争を巻き起こしているのが、ア・リーグのMVP争いだ。
もっとも、争いの行方は「偉才」と「怪物」に絞られている感は否めない。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)とアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)である。
どちらも見せつけているのは、文字通り歴史的な活躍だ。今季も当たり前のように二刀流を継続する大谷はベーブ・ルース以来104年ぶりとなる「シーズン2桁本塁打&2桁勝利」を達成。一方でジャッジは57本塁打(現地9月14日時点)を放ち、ヤンキースの右打者におけるシーズン最多本塁打を更新。さらにア・リーグの年間本塁打記録(61本)にも迫っている。
もはや甲乙はつけがたい。互いにハイアベレージを残しており、チームでも大黒柱を担っているのだ。ゆえにMVPにふさわしいのはどっちなのかを巡る論争は激しさを増しており、主にSNSでは「結局、ジャッジは投げられない」「オオタニはチームを勝たせていない」といった両者を推す声が飛び交っている。
そうした状況下で、刺激的なワードとともに大谷をプッシュしたのは、米ポッドキャスト番組『Super 70s Sports』だ。彼らはジャッジについて「信じられないようなシーズンを送っており、MVPを獲得しても何ら不思議ではない」と指摘。そのうえで、次のように訴えた。
「だけど、ジャッジや他の誰かが、ショウヘイ・オオタニと同じくらいの価値があるなんてクソの役にも立たない意見だ! いったい誰が12勝8敗、防御率2.55、188奪三振に、34本塁打、88打点なんてできる? これは魔術なんだよ。クソッタレ」
Fワードを用いながら大谷の凄みを強調した同番組。彼らの公式ツイッターには、視聴者からの意見が相次ぎ、ヤンキースの地元紙『NY Times』などで執筆しているアラン・リチャズ記者は「オオタニは間違いなく優れた選手だ。だが、『タングステンの腕』であるオドイルの呪いによってMVPは獲れない。ジャッジがたとえ勝率5割でも人気は圧倒的だ」と指摘。現地で“なおエ”を意味する表現を用いて、ジャッジの優位性を主張した。
はたして、どちらがMVPを手にするのか。その行方はシーズンが終わりに迫るにつれ、ますます混沌としてきている。
構成●THE DIGEST編集部
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どちらも見せつけているのは、文字通り歴史的な活躍だ。今季も当たり前のように二刀流を継続する大谷はベーブ・ルース以来104年ぶりとなる「シーズン2桁本塁打&2桁勝利」を達成。一方でジャッジは57本塁打(現地9月14日時点)を放ち、ヤンキースの右打者におけるシーズン最多本塁打を更新。さらにア・リーグの年間本塁打記録(61本)にも迫っている。
もはや甲乙はつけがたい。互いにハイアベレージを残しており、チームでも大黒柱を担っているのだ。ゆえにMVPにふさわしいのはどっちなのかを巡る論争は激しさを増しており、主にSNSでは「結局、ジャッジは投げられない」「オオタニはチームを勝たせていない」といった両者を推す声が飛び交っている。
そうした状況下で、刺激的なワードとともに大谷をプッシュしたのは、米ポッドキャスト番組『Super 70s Sports』だ。彼らはジャッジについて「信じられないようなシーズンを送っており、MVPを獲得しても何ら不思議ではない」と指摘。そのうえで、次のように訴えた。
「だけど、ジャッジや他の誰かが、ショウヘイ・オオタニと同じくらいの価値があるなんてクソの役にも立たない意見だ! いったい誰が12勝8敗、防御率2.55、188奪三振に、34本塁打、88打点なんてできる? これは魔術なんだよ。クソッタレ」
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はたして、どちらがMVPを手にするのか。その行方はシーズンが終わりに迫るにつれ、ますます混沌としてきている。
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