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MLB

村上宗隆は野球の本場でも話題に。米敏腕記者が“ムラゴッド”の偉業を紹介「ジャッジとプーホルスだけじゃない!」

THE DIGEST編集部

2022.09.16

怒涛の勢いで本塁打を量産し続けている村上。その打棒にアメリカの敏腕記者も惚れ込んでいる。写真:鈴木颯太朗

怒涛の勢いで本塁打を量産し続けている村上。その打棒にアメリカの敏腕記者も惚れ込んでいる。写真:鈴木颯太朗

 日本球界が誇る至宝が、歴史の扉をこじ開けようとしている。去る9月13日の巨人戦で、王貞治氏(元巨人)が打ち立てた日本人最多年間55本塁打に並ぶ、特大の3ランを放った村上宗隆(ヤクルト)だ。

 打った瞬間に敵味方関係なく神宮球場はどよめいた。日本人では58年間も達成されなかった大記録に並ぶ瞬間を目の当たりにしたのだ。

 もっとも、試合は9回裏で5点ビハインドと敗色濃厚。それでも、22歳の若き大砲だけは目の色を変えていなかった。2死一、二塁の局面で巨人のクローザー・大勢と対峙した村上は外角低めのストレートを強振。本人が悠々と“確信歩き”をしながら見送った打球は、鮮やかな放物線を描き、レフトスタンド上段に突き刺さった。

 村上のセンセーショナルな活躍ぶりは、いまや“野球の本場”にも広がっている。現地時間9月14日に放送されたMLB公式ネットワーク番組『MLB Central』に出演したJP・モロシ記者は「日本で歴史が作られた。サダハル・オウが並ばれた。偉業をやってのけたのは、ムネタカ・ムラカミという22歳の青年だ」と興奮気味にレポート。

 さらに「日本文化におけるオウの存在は、日本のマイケル・ジョーダンというのが分かりやすいかもしれない。そんなレジェンドにムラカミは並んだんだ!」と、NPBにおけるシーズン55号が持つ意味を解説した。
 
 かねてから日本球界の情報も取り入れ、熱心に発信してきているモロシ記者。それだけに若きサムライスラッガーの偉業には想い入れもある。彼は日本で村上が“村神”と称えられる点について解説し、「いまや日本のニュース一覧を見れば、彼の写真ばかりが居並んでいる。ムラゴッドは本当に凄いんだ」と熱っぽく論じた。

「信じてみよう。彼はあと5本でバレンティンの史上最多記録も破る。そしてムラカミは来春のWBCで日本代表の重要な役割も担うだろう。オオタニとムラカミが同じラインナップに並ぶかもしれないんだ。

 友よ、私はとにかく忠告しておくよ! 早起きをしろ! ホームラン記録に迫っているのは、ジャッジとプーホルスだけじゃない。(アメリカ時間)早朝のムラカミも、だ。私は睡眠不足を覚悟して、彼を追うさ」

 いまや、「世界のムラカミ」にもなりつつある。そんななかで22歳のヤングスターは、2013年にウラディミール・バレンティンが打ち立てた年間60本の大記録をも凌駕できるのか。文字通り一挙手一投足が注目される。

構成●THE DIGEST編集部

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