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MLB

米専門サイトはMLB挑戦を確信! “ボンズ級”の村上宗隆と“デグロム級”佐々木朗希に熱視線「最も注目すべき日本人」

THE DIGEST編集部

2022.09.11

村上(左)と佐々木(右)。ともにチームを象徴するヤングスターは、海外メディアでも垂涎の的だ。写真:徳原隆元、塚本凜平

村上(左)と佐々木(右)。ともにチームを象徴するヤングスターは、海外メディアでも垂涎の的だ。写真:徳原隆元、塚本凜平

 ヤクルトの村上宗隆は9月9日の広島戦で、プロ野球史上6人目となるシーズン53号を記録。今月に入ってからもハイペースで本塁打を量産する22歳へは、シーズン記録更新の期待も高まる一方だ。

 連覇へとひた走るチームを牽引する若武者が放つインパクトは、すでに海の向こうでも大きな話題となっている。

 今年4月に13者連続三振を含む19奪三振をやってのけたうえでの完全試合を達成し、こちらも各方面から注目を集めてきたロッテの佐々木朗希とともに、日本球界が生んだ“至宝”に熱視線が送られている。

 現地時間9月9日、米野球データ専門サイト『Fan Graphs』は、NPBで異彩を放つ若きスターの特集記事を配信。日本球界での実績をふまえ、村上宗隆と佐々木朗希について「ポスティングシステムの都合上、いますぐに、この若きスター選手がMLBに来ることはないかもしれないが、今最も注目すべき日本人選手」と熱っぽく伝えた。

 日頃から各国球界の情報を、ありとあらゆるデータとともにまとめている同サイトは、「ムラカミは2018年に18歳で一軍に招集されると、瞬く間に日本屈指の打者となり、19歳で36本の本塁打を放ち、その後の2年間でOPS1.012、.974という数字を叩き出している。またこの数週間、ムラカミは5打席連続本塁打というNPB記録も樹立した」と、村上の図抜けた打撃センスを絶賛した。

 また、同サイトは、「ベーブルースとバリーボンズのような打者であるムラカミはランキングのトップにいるだけではなく、ランキングそのものだ」として、村上の偉才ぶりを褒めちぎっている。
 
 一方で佐々木についても同サイトは賛辞を惜しまない。「トップリーグでの最初のフルシーズンながら、その反響は広まる一方だ。11月まで21歳にならないにもかかわらず、ササキは“元気なジェイコブ・デグロム”のように、打者を圧倒している」と指摘。そして「ササキはおそらくアメリカで、簡単に球界最高の投手候補となる」と期待を寄せた。

 そして、日本球界で投打を代表するヤングスターを称えた今回の記事は、こう締め括られている。

「ムラカミとササキがメジャーで活躍する姿を見ることができるのは、数年後のことだろう。しかし、真剣な野球ファンなら、NPBでのこの2人の活躍に注目しているはずである」

 まさに、そのプレーには海の向こうからも注目度が高まっている。日本が生んだ二人の『怪物』が米球界へと羽ばたき、その実力を発揮するイメージを多くのファンが想像しているに違いない。

構成●THE DIGEST編集部

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